Workers of the world Unite労働者は一つ、敵も一つ ◆№8労働法改悪を阻止 民主労総ゼネスト闘争

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0311号11/01)(2016/02/01)

Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№8
労働法改悪を阻止 民主労総ゼネスト闘争

パククネ政権の労働改悪を阻止しぬいた民主労総ゼネスト闘争
 民主労総は2015年の1年間、ゼネスト闘争をはじめとする渾身(こんしん)の闘いで労働改悪法案と労働改悪のための政府指針を阻止しぬいた。民主労総がゼネスト臨戦態勢を継続して臨んでいた12月臨時国会は1月8日に会期を終了した。結局12月臨時国会は「手ぶら」で終わらざるを得ない結果となった。
 与党セヌリ党はすぐさま1月臨時国会招集を要求して、1月9日から1か月の会期で臨時国会を開催した。パククネ政権は今年4月の総選挙を目前に控えての選挙区改正法案と労働改悪5法案を何としてもこの臨時国会で通そうと必死の攻勢をかけている。
 民主労総は、1年間労働改悪を阻止しつづけた一旦の勝利を確認して、気を引き締めてこれからの闘いを継続する意志を固めるために、1月8日午後、国会近隣の国民銀行前で「労働改悪法案阻止!政府指針阻止!民主労総首都圏ゼネスト決意大会」を開催した。この集会は全国各地でも同時開催された。
 チェジョンジン民主労総委員長職務代行は、「闘争でぎっしり埋まった昨年1年を送って、臨時国会最後の日である今日まで労働改悪法案を阻止したが、奴らは12月30日ついに解雇を易しくして就業規則を一方的に変更する指針を発表するというとんでもない暴力をしでかした」「パククネ政権は労働改悪をはじめとするあらゆる悪法の職権上程をゴリ押して明日から臨時国会招集公告を出した。行政指針が最も危険な1月下旬を狙って我々は1月23日ソウルで政府指針を無力化するための闘争に出る」「緊張を緩めないで現場に戻って組合員たちと共にストライキを準備してもらいたい」と発言した。
 このゼネスト決意大会で△1月臨時国会と総選挙前まで労働改悪阻止のためにゼネスト闘争を決意する。△労働改悪政府ガイドライン発表阻止のためにゼネスト闘争を決意する。△ゼネスト勝利のために加盟傘下のすべての組織は決意を確固として組織化に邁進するという決意を明らかにした。
☆ハンサンギュン委員長への「騒擾罪」適用を粉砕

 民主労総は闘いの中でもう一つの勝利を勝ち取った。ハンサンギュン委員長に対する「騒擾罪」(そうじょうざい)適用を粉砕したのだ。
 検察は1月5日、ハンサンギュン委員長を特殊公務執行妨害死傷等の嫌疑で拘束起訴した。しかし警察が検事に送検した時に喧伝していた「騒擾罪」適用は断念せざるを得なかったのだ。民主労総全組合員の団結した闘いの威力が勝ち取った勝利だ。
 2016年年初から民主労総の闘いは、パククネ政権に真っ向から対決して継続する。共に闘う国際連帯の意思を持ってこの闘いに連帯しよう。
 漆崎英一(動労千葉国際連帯委員会)