ひめじょおん――女性部から 沖縄に動労水戸家族会初参加

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0315号13/01)(2016/06/01)

ひめじょおん――女性部から
沖縄5・15闘争に動労水戸家族会「初参加」しました!

辻川あつ子(動労水戸家族会)
 5月14から2泊3日で、動労水戸の家族会は、沖縄5・15闘争に参加しました。一昨年からの希望がようやく実現して、久しぶりの旅行会でした。家族会の泊まりがけの行動は、約20年ぶりで、8・6広島闘争&温泉ツアー以来の企画でした。子ども達も大きくなり、活動が可能になりました。あいにく仕事の都合で、同行が出来ず、事前日程で沖縄に行った家族もいましたが、家族3人と石井委員長で参加しました。
 14日は国際通りのデモと「復帰」44年5・14集会に参加。民主労総のチャンソクジュさん、パクチャンスンさんの入国妨害・入管による拘束の一報には、「嫌がらせ! 許せない!」の声が一斉に上がりました。入管の説明は、「飛行機の大幅な遅れ」などと意味不明なもので、参加した仲間はやっぱりこの集会が戦争阻止・基地撤去を本気でやる、権力が一番恐怖している力なのだと確信しました。
 全学連へのでっちあげ逮捕と民主労総拘束の弾圧は、沖縄県民の基地にたいする怒り、非正規労働者の「生きさせろ」の怒りと実力闘争で闘う私たちと民主労総を合流させないという安倍の意志そのものです。オール沖縄の本質を見抜き、非正規の青年労働者が国鉄闘争で確信を掴み、「自分の闘いは、全ての派遣労働者を揺り動かす闘いだ!」と言い切っている。困難を越えて闘いに起ち上がっている青年の存在が、国鉄闘争が到達している地平です。
 5月15日は、動労水戸の杉井組合員のお姉さん夫婦がやっている佐喜眞美術館を訪問、沖縄戦図の説明を受けました。館長ご夫婦は不在で会えませんでした。その後、黒糖工場や水族館と観光、夕方には、家族たちは星野暁子さん講演に、石井委員長はIJBS支援共闘集会に、分かれて参加しました。初めて暁子さんの話を聞いた家族のSさんは、「私も結婚30周年なの。30年も暁子さんすごいね」と感銘を受けたようでした。暁子さんの講演会には100人近くの参加があり、初参加者も多数いたと聞き、星野救援の仲間の熱意が実ったと思いました。この日の夜は、国際通りの島唄ライブの居酒屋に行き、パパイヤのサラダや島らっきょなどを注文して、唄と料理を味わいました。
 最終日は、首里城見学と牧志の公設市場に行き、沖縄文化について語り、修学旅行の学生に遭遇しては、子ども達の貧困問題、教育や就職、子ども達を取り巻く問題などを語り、喋り、よく飲み、よく食べ、沖縄滞在を満喫しました。
 10年前に、動労水戸に青年たちが加入して組合員が増えるなんてことを誰が予測出来たでしょうか。「今年9月にドイツに呼ばれている」と、まあーこのような国際化の話にもなっています。
 激動の時代到来ですが、これからも動労水戸は、青年、壮年、家族が、共に団結して闘う組合でやっていきますので、よろしくお願いします。