ひめじょおん――女性部から3、4月決戦の火ぶたを切った舞鶴闘争

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0325号12/01)(2017/04/01)

ひめじょおん――女性部から
3、4月決戦の火ぶたを切った舞鶴闘争

東 理恵(関西労組交流センター女性部)

 ロシア革命から100年、韓国でもアメリカでも世界中どこでも、労働者階級の決起が始まっています。その先頭に女性が立っている! 「保育園落ちた。日本死ね!」の声はますます大きくなっています。ロシア革命を切り開いた第一次世界大戦下の女性労働者の闘いが「パンを寄こせ! 戦争やめろ!」から「専制を倒せ!」に転換していったと言います。現在の韓国と同じではないか。そして、日本の闘いも必ず爆発する。爆発させる。その時代が来ました。
 2017年、2018年、JRの第2の分割・民営化攻撃をはじめ、総非正規職化攻撃への一大反撃の闘いとして、2・26
高浜原発再稼働絶対反対!舞鶴大行動が闘い取られました。当日が大爆発することは間違いないということへの確信は、集会をやるぞと決定してから、準備、組織化の過程全体を通して、関西労組交流センター全体のものとしてありました。
 それは、労働組合が絶対反対の旗を打ち立て、組合の団結を軸に突き進めば、地域をも獲得できるという確信があったからです。地元で二つの地域が丸ごと再稼働反対に立ち上がったことにも示されています。例年にない大雪の中、地元京滋労組交流センターを先頭に、全産別、星野、全国水平同盟、婦民、合同労組の仲間が宣伝・煽動を激しく楽しくやりぬきました。八尾北労組は、甲状腺エコー検査を沢山の仲間の協力を得て、末光院長を先頭に労組全体で責任をとって行いました。初めての取り組みでしたが、貴重な繋(つな)がりを得ることができ、闘争全体の中でも大きな位置をもったのではないかと思います。
 集会を呼びかけた京都府職労舞鶴支部は、自分たち自治体労働者の労働とは何か、避難計画を作って避難訓練をすることなのか、そうではなく、計画や訓練に反対し、自治体労働者が団結して、被曝を強制される動員を拒否するとはっきりさせました。そこに至る支部での論議がとても重要だったのではないでしょうか。支部の団結を強固にするという観点から、1月29日には青年を中心にした、大飯・高浜原発ツアーを企画し、2・26闘争へと発展させました。地元から原発反対の声をあげることの重圧、原発があって町が成り立ってきた面もあるから、原発は必要だと思っていた、様々な意見を真剣に議論する中から新たな決起を生み出しています。動労水戸の被曝労働拒否の闘いの教訓に学び、福島切り捨てを許さない闘いとして、2・26闘争は、3・11福島大行動へとつながる大きな闘いとなりました。
 動労総連合の第2の分割・民営化と対決する何度ものストライキ、3・8国際婦人デーの闘い、3・11福島大行動と、闘いに次ぐ闘いが爆発しています。3、4月決戦から5月沖縄闘争、都議選決戦へ怒濤(どとう)の進撃をしましょう。