労組交流センターと共同作業所分会の団結で奪還!

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0325号13/01)(2017/04/01)

労組交流センターと共同作業所分会の団結で奪還!

 高橋道子(神奈川労組交流センター・医療福祉部会)

 2月15日、私は逮捕され10日間も勾留されました。容疑は「詐欺」-「職業不詳の高橋道子は、福祉従事者を装い、市民会場使用の手続き(「詐欺」)をして、動労千葉を支援する会などの国鉄闘争の会合を行った」。概要はこういうものです。私は1990年から住み込みのホームヘルパーとして介護労働に従事し、1995年福祉の家「西荻館」を開設、一貫して福祉労働の現場で働いてきました。その実績は多くの新聞報道などを通して、地域の人たちにとって明白であり、その強い要望によって、2000年には精神障害者共同作業所を立ち上げ、現在に至っています。

共同作業所は階級的団結の砦、労働組合を立ち上げ仲間を拡大
 逮捕したのは神奈川県警。作業所への家宅捜索は9時間にも及び、日常業務に必要なパソコンや出勤簿、現金出納帳など事件とは関係のない膨大な「証拠物」を押収していきました。メンバーたちが通所する時間帯を狙って、入り口をブルーシートで被い、威圧と恐怖を与えようとしました。
 同じ作業所「横浜クーニーズショップ」での捜索では、「動労千葉物販、あるまじきだ」と言い放った公安警官の言葉に、権力が何を恐れ、私がなぜ憎まれたかが伺え知れるでしょう。
 私たちは共同作業所として「動労千葉を支援する会」を立ち上げ、物販に取り組み、毎年の11月日比谷集会にはバスをチャーターして参加してきました。とりわけ昨年7月の津久井・やまゆり園事件が起こってからは「障害者施設は新しい社会をつくる実践の最前線」と位置づけ、合同労組かながわ・クーニーズショップ分会の活動を通し、障害者が労働者と共に労働と生活を取りもどし、生きるために団結し、仲間を拡大してきました。「やまゆり園問題」を引き起こし、解決できない新自由主義に対し、厳しい作業所の現場でこそ、私達は奪われた労働を奪い返す=階級的団結で立ち向かってきたのです。

10日間で奪還され、感激が待っていました
 勾留延長を断念させ、10日目に奪還されました。大勝利です。西部労組交流センターと神奈川労組交流センターが総決起し、共同作業所潰しを粉砕したのです。
 釈放され戻った時、最高の感激と拍手が私を迎えてくれました。私の逮捕を自分自身への弾圧とし、高橋不在をバネにしてより強くなった青年たち。戦争政治を感じ、共に怒って「国家賠償ですよね」と言った女性メンバー。「10日間じゃ迫力ないですかね」と言った私を笑った男性は、20代から十数年も入院していて地域に戻った人です。常日頃「高橋が闘っているから作業所が成り立っている」と言い、「こんなことは何でもないさ。まあゆっくり休んで」と気遣ってくれた人。共同作業所には温かい、頼もしい仲間たちの力がぎっしり詰まっています。「詐欺」などという高橋道子の生き様とは真逆の容疑自体が、神奈川県警の敗北・墓穴だったのです。

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編集後記

3・4動労千葉の全乗務員の24時間ストをはじめ動労総連合のダイ改阻止春闘ストは感動的だった。4月号は、2・26舞鶴闘争や3・11福島行動の報告、東交や港合同の闘いの報告もあり、職場闘争に学ぶことの多い編集だった。(Y)

★お知らせ 「時代を解く」は筆者の都合でしばらくお休みです。

医療/福祉,記事0325

Posted by kc-master