※動労神奈川 小田原で春闘ストライキ貫徹

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0326号07/01)(2017/05/01)

※動労神奈川
小田原で春闘ストライキ貫徹

 3月19日、動労神奈川は環境アクセス小田原事業所で桑原豪臣副委員長が春闘ストライキに決起しました。この早朝ストライキは、3・19神奈川春闘総行動の先陣を切っての闘いです。動労神奈川は、ストライキを打ち抜いて意気揚々と午後の横浜での集会・デモに合流しました。
 動労神奈川は動労総連合の春闘統一行動を、第一に、時廣慎一書記長解雇撤回・非正規職撤廃の要求をかかげ、大幅賃上げ、増員要求など春闘要求9項目をかかげて闘ってきました。いずれも職場の仲間の切実な要求です。しかしJRと環境アクセス資本は、「代わりはいくらでもいる」とばかりにゼロ回答しか出しませんでした。もう我慢ならない! 動労神奈川は、職場の仲間の激励をうけ、環境アクセスで働く3700人の清掃労働者の利害を背負ってストライキで闘いました。
 スト決起集会は早朝にもかかわらず県内から自治体や教労、合同労組、婦人民主クラブ全国協など多くの仲間が駆けつけてくれました。時廣書記長は、「会社は『ストなんてできない』と言っていたが、今日、仲間がストに決起した。一人の勇気は必ず多くの仲間に伝わる。闘えば必ず勝利する。自分も解雇撤回まで闘う。アクセスの仲間に訴えたい。動労神奈川に入って動労総連合の仲間と共に闘おう」と訴えました。桑原副委員長もストを打ち抜いた勝利感に満ちて「これからもストライキで闘う」と高らかに宣言しました。

●時廣書記長の解雇撤回を絶対にかちとる

 動労神奈川の絶対反対、階級的団結の不屈の闘いは、JRと環境アクセスを徹底的に追いつめています。職場の仲間との団結を基礎に、団交、労働委員会、組合機関紙『動労神奈川』での毎月の小田原街宣と職場の仲間への配布。『動労神奈川』は、所長の「ビラ受け取るな」の制動を打ち破り、受け取られた『動労神奈川』は職場で回し読みされています。「動労神奈川の言うことはその通りだ」「動労神奈川がんばれ」と職場の仲間は言っています。
 追いつめられたJRと環境アクセス資本はついに、桑原副委員長の4月からの契約期間を3ケ月から6ケ月契約に戻さざるを得ませんでした。17春闘でかちとった大勝利です! この勝利をバネに絶対に時廣書記長解雇撤回・非正規職撤廃をかちとります!

●第2の分割・民営化粉砕の闘い

 動労神奈川は、新自由主義攻撃が強制している非正規の青年労働者の現実「解雇自由と生きていけない低賃金」を打ち破る、時廣書記長解雇撤回・非正規職撤廃を闘いの軸に置いています。外注化された清掃職場における非正規労働者の反乱は、外注化・非正規職化の第2の分割・民営化攻撃を根底において打ち破っています。
 職場は、運転士・車掌・駅員・清掃労働者の共同の労働なしには成り立ちません。動労神奈川の闘いは、正規・非正規、職種の違いを越えて階級的団結を形成していく契機になります。組織拡大の展望を切り開いています。そして何よりも青年労働者の団結を拡大し動労総連合青年部の結成に向かって前進していきます。

特集0326

Posted by kc-master