※動労連帯高崎 全員で3・30スト貫徹

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0326号08/01)(2017/05/01)

※動労連帯高崎
動労連帯高崎全員で3・30スト貫徹

 3月30日、動労連帯高崎は当日勤務者全員がストライキに決起しました。「希望者全員を正社員に」「最低時給1500円以上」「人員不足の解消」「職場の安全を」の要求に対して、回答期日になってもJR高崎鉄道サービス(TTS)は「要求項目が多く、回答の準備ができない」と不誠実な対応。許せない! 労働者無視、労組無視には抗議の実力闘争あるのみです。

●熊谷事業所で24時間スト開始

 先陣を切ったのは木村洋一書記長。朝8時、熊谷駅改札内にあるTTS事業所で、現場と本社組の職制計4人を前にスト通告。苦り切る職制と、笑顔を隠そうともしない同僚たちを残して事業所を出ると、改札フロアへの通路入り口にJRの職制が2人立っている。看板には「関係者以外通行できません」。スト支援者が入れないようにピケを張っていたのだ! また駅北口にはJRの職制4人がスト対応に立っていた。昨年4月のストの時に比べて、弾圧態勢がエスカレートしている。上等だ。団結の拡大で応えてやろう。

●籠原駅前でスト突入集会

 朝9時から、漆原芳郎委員長のスト突入を前に籠原駅北口でスト突入集会を行いました。
 「本日スト突入」の声に運輸区労働者も駅利用客も関心が高く、ビラは人の波に吸い込まれていきます。
 木村書記長が熊谷でのスト通告を報告、激励のあいさつに熊谷地区労とすべての原発今すぐなくそう全国会議(NAZEN)埼玉が立ち、漆原委員長が決意表明。「最低時給1500円以上というのは世界統一要求だ。国鉄分割・民営化30年は負の歴史だった。三島会社は赤字でローカル線は切り捨てられた。今後30年を見すえた闘いの構築を。今日のストはその第一歩です」と宣言して、スト通告に向かう漆原委員長を全員でシュプレヒコールで送りました。
 埼玉労組交流センターと群馬合同労組の発言が続き、スト突入集会を締めくくりました。
●籠原事業所前で決起集会
 しんがりは鈴木喜平副委員長と橋本新一組合員のスト突入です。午後3時、籠原事業所前に陣取った組合員と支援者のシュプレヒコールで送り出された2人は「まだ(時間が)早い」等と横やりを入れる職制をものともせずスト通告。スッキリした、という様子で戻ってきました。

●初決起の橋本さん先頭に総括集会やりきる!

 場所を熊谷駅南口の文化センターに移し、徹夜勤務者と夜勤者はスト継続中のなか、中間総括集会を開催しました。
 参加者全員が感想をもちよるなかで、初めてストライキに決起した橋本組合員は「応援ありがとうございます。昨年7月に加入しました。きっかけはおととしの安保法改悪で学生があれだけ起ちあがったのを見て、大人が何もできないのは歯がゆいと思っていたことです。それで昨年3月11日の郡山反原発集会に参加しました。会社側のなあなあの組合ではなく、力強いアクションが起こせる組合に入ろうと思っていました。今日はストライキ日和でよかったです。今日支援に来て下さった皆さんありがとうございます。今後は私も応援に行きます。よろしくお願いします」と力強い感想と決意を語りました。
 ストライキのもつ影響力と波及性を全員があらためて確認し、組織拡大への決意をあらたにしたストライキ闘争でした。
 木村洋一(動労連帯高崎書記長)

特集0326

Posted by kc-master