ひめじょおん―女性部から 第24回全国女性部大会に結集を

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0326号16/01)(2017/05/01)

ひめじょおん――女性部から
第24回全国女性部大会に結集を!

岸上 真寿美(全国労組交流センター女性部部長)

 米・トランプのシリアに対する爆撃は、朝鮮侵略戦争突入宣言です。北朝鮮キムジョンウン体制の転覆と、韓国の民主労総を先頭とした数百万の労働者の決起に恐怖しその圧殺のために、朝鮮侵略戦争を決断したのです。民主労総と韓国の労働者階級は、6・30社会的ゼネストに向って猛然と闘っています。
 実際に戦闘が開始された場合、情勢は一気に動きます。安倍政権は戦争体制をつくるために、共謀罪の審議入りや「働き方改革」と称して長時間労働・民営化・総非正規化を推し進めています。戦争と民営化に絶対反対で闘う交流センターの組織拡大と女性部の飛躍が求められています。
 JRは鉄道事業を全て民営化し、「選択と集中」と称したローカル線の切り捨て、鉄道の役割や安全など度外視した「第2の国鉄分割・民営化」を推し進め、新自由主義の先頭を走っています。超低賃金で労働者をこき使うJRに対する怒りは渦巻いています。動労総連合の建設が何より求められています。1%の資本家のための戦争に突き進む安倍政権を労働運動の力で打倒しよう。
 女性部は、国鉄闘争を基軸にしながら職場での民営化・非正規化・雇止め攻撃との闘い、戦争反対の闘い、3・11フクシマ、8・6広島、三里塚闘争などの政治闘争に取り組んできました。昨年一年間で、東京では「保育の民営化」との闘いが女性部の軸になってきています。公立保育園の民営化はすさまじく、自治体労働運動の最後の砦ともいっていい保育労働者の団結を破壊すること、すなわち労働組合破壊として進行しています。保育労働者は、団結をつぶす幾たびもの攻撃をはねかえしてきた歴史を持っています。保育の民営化攻撃は、東京だけではなく全国でかけられています。保育職場は、その規模の大きさからいっても「第2の国鉄分割・民営化」と同じです。この社会をまったく違うものに変える攻撃です。子どもたちの健やかな成長は、女性労働者と労働者家族にとって決定的なことです。すでに女性部の会員が保育現場でこの攻撃と闘っています。
 「わんずまざー保育園」の「スプーン1杯の食事」や労働実態などを知るにつけ、ここまで民営化が進んでいることに対して私たちは猛然と決起しなければなりません。共産党系の「よりよい保育」を求める運動に対して、民営化絶対反対、小池と安倍を串刺しにする都議選決戦を、北島候補を推し立てて闘います。「待機児童」問題は、女性が働かないと生活できないからであり、この状況を作りだしているのは安倍政権です。保育所が必要です。「公立保育園をつくれ!」です。民営化などとんでもありません。保育園を民営化して資本に莫大(ぼうだい)な公費を使うことなど許されません。「保育の民営化と規制緩和に反対する署名」が検討されています。この署名が職場の団結になるように取り組みましょう。
 大会では職場での闘いの報告をして下さい。大会の成功をみんなの力で勝ち取りましょう。

※第24回女性部定期全国大会
 5月28日(日)、都内