JP労組大会闘争の報告

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0340号11/01)(2018/07/01)

★JP労組大会闘争の報告

神田 広猛(宮城労組交流センター全逓部会)

現場組合員の力で改憲・戦争に反対する労働組合を甦らせよう

 今年のJP労組全国大会は、歴史の分岐点の大会でした。
 世界が戦争情勢に突入する中、改憲・戦争に突き進む安倍政権に対し、働き方改革に労働組合が賛成するのか、9月の連合大会で改憲・戦争賛成へ雪崩をうって産業報国会の道を進むのかが問われていたのです。
 全国で正規・非正規労働者の差別・分断に対して、闘いが巻き起こっています。しかし、日本郵政資本とJP労組は労使一体で、安倍の「働き方改革」の先取りである「同一労働同一賃金」の名目で、正規職の賃下げを強行したのです。労働者の総非正規職化の攻撃です。
 全国の全逓部会の仲間は、正規・非正規労働者の団結破壊を許さず、スキル評価制度撤廃、無期転換制度撤廃を各地の地方労働委員会で闘っています。そして、「戦争と改憲に反対し、現場の闘いで労働組合を甦らせよう」と、大会代議員選挙に立候補し、仲間に訴えてきました。この闘いの中から生み出されてきた非正規の青年の仲間の決起は、全逓部会にとってかけがえのないものです。大会前夜に全国から結集し論議しました。今大会は、労働組合が戦争・改憲に協力するのか、その要である「働き方改革」を許すのかがかかった歴史的大会であり、全国の代議員に「中央本部の方針を否決し、戦争反対を貫き働き方改革と闘おう」と訴えようと全員で意思一致しました。2週間前に同じ高松の会場で「星野文昭さん解放全国集会」が大成功した高揚感があり、「よし、闘うぞ!」との気持ちにさせてくれました。意思一致の場では、参加者それぞれの職場での苦闘や悩みなども率直に出され、正規・非正規や年齢の違いを超えて、団結を深めることができました。これは全逓部会の団結にとって欠かせないものです。「改憲・戦争阻止!大行進」運動の先頭に立ち、職場での闘いの中から闘う労働組合を甦らせていく決意を固めました。
 翌朝、私たちは会場前に登場しました。そして、大会結集過程の代議員、会場運営の四国地本の仲間たちに、「JP労組は改憲戦争に反対を貫こう」「労働者の総非正規化攻撃である『同一労働同一賃金』を大会で妥結承認することに反対しよう」「安倍の『働き方改革』と闘おう」と訴え、準備した千枚のビラを全て撒ききりました。
 お昼には、会場前で参加者全員が大会代議員に向けて訴えました。圧巻は非正規の青年の発言です。「私たち非正規は正規の賃金を削って非正規に分けろなどと頼んではいません。非正規の賃金を正規と同じまで引き上げるのが労働組合ではないのか!」。労働組合のあるべき姿を訴えた堂々たる発言は、代議員の胸を打ったはずです。「改憲・戦争に労働組合として反対しよう」という訴えは、日本の労働者の中に営々と生きているはずです。最後に、全員でシュプレヒコールで訴え、それぞれが自分の地元職場で改憲阻止、働き方改革との闘いに決起することを確認し、闘争を締めくくりました。
 最後にこの紙面をお借りして、JP労組大会闘争に尽力頂いた、香川県をはじめとする四国の仲間の皆さんにお礼を言いたいと思います。「星野大闘争後のお忙しい中、大変お世話になりました。ありがとうございました」。