関西のたたかいの中から 教育支部の団結に格闘中

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0341号10/01)(2018/08/01)

関西のたたかいの中から!
教育支部の団結に格闘中! 改憲阻止に向け現場から労働運動を!

(写真 奈良市従女性部の「はだしのゲン」上映会チラシ)

 全国的に「改憲・戦争阻止!大行進」の議論が始まっています。みなさんも同じだと思いますが、私達も奈良市従の拠点である、教育支部の団結について日々格闘しています。
 結論から言うと、私達自身の飛躍が問われていると感じています。当たり前のことですが、私達は、学校現場で起きること、当局の攻撃や労働運動のことを、日々議論しながらやってきました。ただちに具体的に対応しないといけないことばかりで必死です。教育支部の団結をどうやってつくっていくかの根本問題です。
 その中で、「どこまでが用務員の仕事か」と、絶えず議論になってきました。
 自治労本部の方針は「おしごとてん」などを開催し、防災や木工など、様々な仕事をアピールすることで、学校用務の民間委託を阻止し、直営を守れるという方針です。しかし、それではものすごい能力主義を生み出し、絶対反対の団結など作れません。
 私は、組合の先輩たちから、「学校は先生・事務・調理員・用務員で成り立っている」と教わりました。学校用務員の仕事内容は多岐にわたっています。学校の規模や立地条件、地域との関係、その労働者の得意分野。学校現場は毎日いろんなことが起きるし、一概に「これが用務員の仕事」と決められないこともあります。例えば、「トイレがつまってあふれたときの片づけ」「そもそも草刈りは用務員の仕事か」「大量に出るゴミの分別、ゴミだしは」「朝礼や職員会議に出る必要はない」などです。そのような時、組合はどう対応するのか、どうしても、職種にこだわりすぎ、仕事の内容についても硬直した考え方になってきたと思います。
 この間、戦争情勢の中で、改めて仕事の中身をとらえかえしてきました。そして、この3月、日教組奈良市の闘いと団結した職場闘争の中で見えてきたことがあります。  この過程を前後して、いくつものことが起きました。例えば、先生から「労働組合はどうやったら入れるの」と聞かれたり、「先生が管理職に怒って仕事をやめようとしているから一緒に議論に加わってほしい」と呼びかけられたり。日教組奈良市の講師の先生と教育支部・用務員の仲間が、一緒に日教組奈良市の「講師解雇許すな!」の署名を学校現場で集めたりしました。先生から「下水の闘いはどうなったの」と聞かれたりしました。職種、正規・非正規を越えて団結を生み出してきたのです。
 職場の労働者は、職種を越えて団結し、助け合い、共に労働できます。人員不足・労働強化についても職種を越えて団結して闘う存在なはずです。ここにも分断が持ち込まれていたのではないかと思います。
 「自分達がなぜ毎日出勤し、仕事をしているのか」という意味がはっきりしてきました。「いい用務員さん」で留まっていられないということです。私達闘う者は、職種に関係なく、現場の労働者に「労働組合の旗を立てて共に闘おう! そのためには闘う核が必要だ!」と展望を指し示す存在になっているということです。 
 そうしたとき、先生・用務員、正規・非正規の分断を乗り越えて対等な関係をつくれます。さらに自分の仕事に責任と誇りをもち、より一層怒りをもって闘えるのです。
 学校現場は協力しあうことなしに回すことはできません、闘う団結の旗が立ったとき、現場の安全は守れると思います。
 だから今必要なのは、戦争絶対反対を柱にした「民営化・解雇・組合つぶしに絶対反対」の大胆な闘いです。同時に、自治労本部が推進している「会計年度任用職員制度」の導入に絶対反対の旗を立てる闘いです。 
 世界戦争が勃発しようとしている時、こうして労働組合として公然と現場に立てることができている意義の大きさを感じています。それは、国鉄闘争を基軸にして、階級闘争を守り、前進させてきたわれわれの闘いがひきずりだしてきた情勢です。追いつめられているのは安倍政権の側です。労働者階級の戦争に対する怒りは誰にも止めることができません。憲法改悪の攻撃は労働者階級の血を流すような実力闘争になっていくことは間違いありません。
 どんなに闘いが爆発しても、「賃労働と資本」の関係を廃止しない限り、世界戦争に行き着きます。戦争を阻止し、賃金奴隷制度を廃止し、本当の人類史をつくっていけるのは労働者階級だけです。 そういう立場にたって、現場の労働運動をつくっていけるかどうかが、「改憲・戦争阻止!大行進」運動に問われていると思います。
 皆さん、私達の目の前につきつけられているのは核戦争です。労働者階級の最後の挑戦にも等しい状況です。圧倒的に闘いは前進しています! この社会を根底から変革していくために、労働運動に人生をかけて闘いましょう!