ひめじょおん―女性部から 大行進運動と一体の8・9ナガサキに結集を

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0341号14/01)(2018/08/01)

ひめじょおん―女性部から
改憲・戦争阻止!大行進運動と一体の8・9ナガサキ反戦反核集会に結集を



松尾 栄子(福岡労組交流センター女性部)

 アメリカ帝国主義の没落と、新たな世界戦争の危機が高まる中、安倍政権は本格的な改憲攻撃に踏み出しています。「改憲・戦争阻止!大行進」の運動を全国各地に拡大し、安倍政権打倒へ立ち上がりましょう。
 九州では、今夏8・6ヒロシマ―8・9ナガサキの闘いを、「改憲・戦争阻止!大行進」運動結成と一体の取り組みとして全力で進めています。
 今年の8・9長崎集会は、韓国・民主労総の仲間が初めて参加します。さらに、アメリカの反戦団体のメンバー、福島診療所建設委員会の佐藤幸子さんも参加し、国際連帯と反戦・反核の取り組みとして大きく発展した内容になっています。7月後半には、福島の子どもたちを受け入れる長崎保養も企画されています。長崎および九州全体の団結で、8・9集会を成功させるために、実行委員会で論議を積み重ねています。その議論を通して、今年の8・9集会を、改憲阻止・安倍打倒の大きな跳躍台として勝ち取っていくことが確認されました。
 昨年、北九州で結成されたばかりの合同労組YUIが、8・9集会で改憲阻止アピールを担当し、新たな闘いの担い手として登場します。他にも、百万人署名運動や婦民などから、運動の新たな担い手が生み出され、「改憲・戦争阻止!大行進」に結集しています。
 重要なことは、そうした新たな参加者はみな女性ということです。九州では、3年前に婦人
民主クラブ全国協議会の福岡支部が結成され、交流センター女性部と共に婦民が牽引(けんいん)軸となって、3・8国際婦人デー集会を開催し、年を追うごとにその取り組みを発展させてきました。3・8実行委員会は、何より共同で集会をつくりあげていくことを重視し、論議と行動を継続してきましたが、その中で参加した人たちが、どんどん主体的に飛躍しています。
 ある人は初めて沖縄闘争に決起し、ある人は地区の集会の主催者を引き受け、またある人は職場の同僚の意見を集約し、経営に交渉を申し入れて、労働組合を一からつくる闘いに踏み出そうとしています。それぞれの人が、自分の職場や地域の闘いを提起し、共有する中で、互いが刺激を受け、奮起していくという関係が、3・8実行委員会の中で培われてきました。こうした取り組みが、九州において「改憲・戦争阻止!大行進」運動をつくる土台となっています。交流センター女性部を拡大・発展させていく展望もここにあります。
 JR総連カクマルの崩壊と、連合の分裂という激動の中で、動労総連合の組織拡大の展望も大きく生み出されています。闘いの旗が立つところに、人が集まる情勢が本格的に始まりました。
 改憲阻止の旗を大きく打ち立て、国鉄決戦と交流センター運動の歴史的大前進を勝ち取りましょう! 8・6ヒロシマ、8・9ナガサキへ、全国の交流センターの皆さん、『月刊労働運動』読者の皆さんが結集されることを心から呼びかけます。

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8・8~9長崎反戦反核闘争

8月8日 16時 長崎市内デモ
8月9日 13時30分 長崎県勤労福祉会館講堂