甦る労働組合天皇即位を許すな 関西生コン弾圧粉砕の陣形をつくり出そう!11月総決起へ

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天皇即位を許すな!関西生コン弾圧粉砕の陣形をつくり出そう!11月総決起へ!

徳永 健生(全国労組交流センター常任運営委員、医療福祉部会・三多摩労組交流センター)

11月3日、全国労働者総決起集会の成功を切り開いた。労組交流センター会員は圧倒的熱量で10日に延期となった天皇即位パレード粉砕、14~15日の「大嘗祭」粉砕の闘いに立ち上がり、なによりも関西生コン支部に対する大弾圧を粉砕する16日大阪での全国集会(西梅田公園)へ全力を投入しよう。
猛威を振るった台風19号は15号での千葉での被害に続き、労働者人民に甚大な被害をもたらした。大雨特別警報は13都県と広範囲に及び、全国で多数の人の命が奪われた。
自民党二階幹事長は「被害はまずまずに収まった」と暴言を吐いている。安倍政権のもとで、欠陥機オスプレイ、イージスアショアはじめ5兆2千億円を超える史上最高額の軍事予算が最優先され、地方に矛盾が集中させられた結果、今回の大災害となった。国鉄分割・民営化以降、規制緩和が吹き荒れ、治水予算は大幅に削られ、民営化・外注化によって労働者の非正規職化は拡大の一途だ。この労働者人民の塗炭の苦しみを一顧だにせず、安倍政権は天皇即位儀式に約168億円の予算を投入する。断じて許しがたい。
三多摩労組交流センターは、10月7日に東京・八王子市教委に対して、「学校での『天皇祝意』の強制は戦争への動員であり、子ども・教育労働者を動員させるな」と申し入れ行動に立った。4月に天皇アキヒトが武蔵陵墓地に来た際に、小学校の児童を沿道に並ばせ、「日の丸」の小旗を振らせる暴挙に対する反撃だ。10月20日には「天皇即位儀式を即刻中止して、その予算を全て被災者にまわせ!」とパネルを立てて、街頭宣伝で呼びかけた。道行く人々の注目と共感が寄せられた。
「関生弾圧を許すな」の訴えには「息子がブラック企業で働いている。他人事ではない」と母親から怒りの声が上がった。
関生支部弾圧粉砕!10・14東京集会には会場を満杯にする250人が結集した。保釈を勝ち取った西山執行委員から厳しい保釈条件が報告され、会場から怒りの声が飛び交った。100人と会ってはいけない、組合事務所への立ち入り禁止など、まさに労働組合運動を一掃する大弾圧に他ならない。
労働者階級の怒りは充満し、地に満ち満ちている。生活を破壊された被災者・労働者の怒りが、天皇即位パレードを延期に追い込んだ。さらに延期ではなく中止へ怒りを集めよう。
安倍政権は闘う労働組合が続々と職場から立ち上がることを何よりも恐れている。労組交流センターが職場で具体的怒りを集め、「目に見える団結の力」をつくりだすことにかかっている。JRを最先端とする「労働組合なき社会」を狙う攻撃が、労働運動つぶしと闘う最大の攻防点である。動労千葉と共に職場で闘い、11月の闘いへ労組交流センターは総決起しよう!<

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