甦る労働組合「労働組合を甦らせ11・4集会1万人結集へ!

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0343号01/01)(2018/10/01)

甦る労働組合
「改憲・戦争阻止!大行進」運動を発展させ、労働組合を甦らせて11・4集会1万人結集へ!

吉本 伸幸(全国労組交流センター常任運営委員、合同・一般労組全国協議会代表)

 安倍首相は、自民党総裁選で「いよいよ憲法改正に取り組む時が来た」「秋の臨時国会で、改憲発議の議論を進めてもらいたい」と明言し、石破茂元幹事長を破って3選された。任期は3年だが、我々は直ちに安倍政権打倒に決起しよう!
 安倍政権はなりふり構わず改憲を強行し、自衛隊を国防軍にして戦争のできる国家へ突き進み、労働者の生活と権利を破壊し、国家のために命を捧げ死ねと再び戦争を繰り返そうとしている。冗談じゃない! ふざけるのもいい加減にしろ!
 目の前に戦争が切迫する時、労働組合は「戦争絶対阻止・実力闘争」で命がけで闘わなければならない。
全国労組交流センターの改憲・戦争への答えは、階級的労働運動を甦らせ、当面する11・4全国労働者総決起集会に1万人を結集することだ。各地域、各産別で「改憲・戦争阻止!大行進」運動が、労働組合を軸に発展・拡大している。「絶対に戦争を阻止する」ことが、労働組合の最大の課題だ。
安倍政権の改憲攻撃の核心は、労働組合破壊にある。
 11・4集会の呼びかけ団体である全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部へのでっち上げ不当逮捕の弾圧は、絶対に許せない。改憲に向かう労働組合破壊だ。組織をあげて反撃に立ち上がっている関西地区生コン支部と共に闘う決意だ。
 また、国鉄1047名解雇撤回に向けた千葉県労働委員会闘争では、わずか2回の調査で、審問を行わず結審に持ち込む不当な行為に出てきた。そして、JR東日本は、乗務員勤務制度改悪で、乗務員制度を解体し、業務の別会社化・転籍へと突き進もうとしている。これは改憲攻撃と一体の、国鉄労働運動を一掃する安倍政権の意志そのものだ。
  「改憲・戦争阻止!大行進」運動は、闘いを通して労働組合を甦らせる運動だ。戦争を阻止し、職場の現状を変え、労働者が人間らしく生きていける社会をつくり出せるのは、闘う労働組合の力以外にはない! そのことを闘いによって示していこう!
 我々の最大の反撃は、11・4労働者総決起集会に1万人を結集し、日比谷野音を労働者、労働組合で埋め尽くすことだ。そのためにも1万人賛同・1万人チケット販売を総力あげて実現していこう!
我々は鉄鎖以外に失うものはない! ここからが闘いの本番だ。労働者、労働組合が命をかけて立ち上がったらどうなるかを安倍政権と資本家に思い知らせてやろう。共に闘い、労働組合の階級的団結で、仲間を拡大し、社会の権力を我々の手に奪い返していこう!