労働運動の変革をかけて11・6労働者集会の大成功を勝ち取り、岸田政権を打倒しよう
動労千葉、港合同、関西生コン支部の3労組を先頭に闘い抜いた9・23-27安倍国葬粉砕闘争は、階級闘争の新たな地平を切り拓きました。
9・27武道館抗議闘争には、20代・30代の学生、青年労働者が多数参加しています。上司に「国葬反対のデモにいく」と宣言し、休みをとって参加した労働者や弾圧を覚悟して決起した青年など、多くの労働者が、今ここで闘わなければならないと自ら決意して武道館前に結集しました。全学連とともにスクラムを組み、機動隊と激突して九段下交差点を実力で制圧した「国葬粉砕! 戦争反対! 岸田打倒!」の闘いは、国葬にかけた岸田政権の狙いを打ち砕くとともに、労働者の団結した闘いにこそ社会を変える力があることを、理屈ではなく自らの体で実感するものとなりました。
動労千葉・田中康宏顧問は、「この闘いを絶対に一過性のものにしてはならない」と訴えています。何より、差し迫る世界戦争・核戦争の危機に対し、まなじりを決して立ち上がらなければなりません。
泥沼化するウクライナ戦争は、アメリカとロシアの全面核戦争へと急速に向かいつつあります。同時にアメリカは「中国による台湾侵攻が今年中か来年中にも起きる可能性を排除できない」として、中国侵略戦争の準備を前倒しで進めています。岸田政権もまた、年内に「国家安全保障戦略」「防衛計画の大綱」「中期防衛力整備計画」の3文書を抜本的に改定し、米軍の戦争計画とますます一体化して、「敵基地攻撃能力」の保有や「防衛費の2倍化(5年で総額43兆円規模)」といった大軍拡に突き進もうとしています。歴史的なインフレ、円安など、帝国主義(資本主義)の深い危機が、世界戦争・核戦争を生み出そうとしているのです。
さらに岸田政権は、コロナ・インフルの同時流行を想定し、中学生から64歳まで基礎疾患がなければ自宅で抗原検査を行い、陽性でも自宅療養を基本とすることを発表しました。医療の逼迫を問題にしていますが、保健所が30年で半分になったこと、看護師の労働条件は一切改善されていないことなど、根本的な問題は何一つ解決していません。戦争が新自由主義の崩壊を加速させ、労働者の命がさらに切り捨てられようとしています。
戦争も新自由主義も終わらせることができるのは労働者の団結した闘いです。歴史的ストライキに立ちあがるイギリスの労働者の闘いは、ウクライナ戦争を推進するトラス首相を打倒しました。アメリカ全土に広がる労働組合結成の波は、バイデン大統領を窮地に追い込んでいます。しかし、激しい物価の高騰で日本では実質賃金は下がる一方! 連合が岸田の「最後の救済者」となっているからです。この現実を何としても突破しなければなりません。
労働運動を甦らせること、ここに労働者の未来があります。労働運動の変革をかけ、国鉄1047名解雇撤回闘争、関西生コン弾圧粉砕の闘いを軸に、職場から階級的労働運動の再生という困難な課題に25年取り組んできたことの真価が今ほど問われている時はありません。11・6労働者集会の大成功を勝ち取り、改憲・戦争の岸田政権を打倒しよう。
■11・6全国労働者総決起集会
時間:12時集会開始、15時20分デモ出発
場所:日比谷野外大音楽堂
呼びかけ:全日建運輸連帯労働組合関西地区生コン支部、全国金属機械労働組合港合同、国鉄千葉動力車労働組合、国鉄闘争全国運動、改憲・戦争阻止!大行進