安保3文書改定阻止! 大軍拡予算粉砕! 12・14防衛省闘争

「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」が11月22日、わずか4回の会合で「5年以内の防衛力の抜本的強化」を明記した報告書を出しました。実際に戦争を遂行するために何が必要かという観点から、敵基地攻撃能力保有や継戦能力、公共インフラの軍事使用などが提言されたのです。

これを受けて岸田政権は12月、国家安全保障戦略など安保3文書改定の閣議決定を狙っています。3文書改定は、中国侵略戦争を米軍との共同作戦として展開するために米国家戦略との一体
化を図り、「専守防衛」の建前は完全に投げ捨て、社会のすべてを「戦争」「安保」の論理で動員するものであり、戦争国家への大転換を狙うものです。長射程ミサイル1千発以上配備、米軍巡航ミサイル「トマホーク」購入も計画されています。3文書改定、防衛費2倍化への大軍拡予算粉砕は歴史的決戦です。

この間、自衛隊・米軍は、中国侵略戦争へ向けた大規模な軍事演習を繰り返しています。11月に行われた『キーン・ソード23』では、沖縄-南西諸島を中心に、「離島奪還作戦」や砲撃・射爆撃訓練とともに、民間港湾・空港での自衛隊車両の輸送を「展開訓練」として行い、与那国島では陸自戦闘車両が砲身を突き出して公道を走行しました。安保3文書改定を前提に、南西諸島を丸ごと攻撃拠点にたたき込む軍事作戦そのものの実戦訓練が行われたのです。許せない!
政権崩壊寸前の岸田は、必死に排外主義・国家主義を煽って改憲・戦争に突き進んでいます。戦時下の大インフレ-物価高、貧困拡大の中、一握りの支配者の利益のために「国民全体の負担」(有識者会議)で防衛費を拡大し、戦争準備を進めているのです(すでにミャンマー国軍の虐殺を支え実際に戦争を始めている)。今こそ岸田を倒そう。安保3文書-大軍拡予算粉砕へ、防衛省、官邸・国会に怒りのデモを!

日時:12月14日(水)18時00分
場所:JR市ヶ谷駅前(外濠公園)集合
防衛省へデモ(18時20分出発)
デモ終了後、防衛省正門前で申し入れ・抗議行動

呼びかけ:改憲・戦争阻止!大行進東京