なぜ23日間のストライキを闘うことができたのか

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0292号02/03)(2014/07/01)

なぜ23日間のストライキを闘うことができたのか

特集 国鉄闘争全国運動6・8全国集会の報告

なぜ23日間のストライキを闘うことができたのか

韓国鉄道労組ソウル地方本部 オム・ギリョン本部長

●ストに入る前

 昨年12月の23日間の鉄道ストライキについて報告します。鉄道労組は、数十年間、何度もストをしながら鉄道民営化を阻止してきました。しかし、パククネは「国民の意思に反する鉄道民営化は実施しない」と大統領選で公約していながら、政権につくやいなや民営化攻撃を開始しました。ストに入る前に、多くの市民・社会団体などとともに鉄道民営化反対対策委員会を作り、民営化反対の百万人署名も実現し、民営化反対の圧倒的な国民的世論が形成されました。

●悪辣な弾圧

 鉄道労組は、KTX(高速鉄道)の分割を鉄道民営化の第1段階と捉え、昨年12月にストに決起しました。パククネ政権は悪辣な弾圧を加え、8600人の職位解除、組合事務所への家宅捜査、指導部の指名手配。さらに指導部を検挙した警官には1階級特進を約束して、民主労総本部に警察権力を暴力的に投入する前代未聞の蛮行をしでかしました。

●団結の原動力

 私たちが23日間のストを闘うことができた理由は、まず、第1に長い闘争の中でつくられた労働者の義理、同志に対する信頼があったからです。2番目に、闘争の正当性と民営化反対の国民の支持だと思います。
 共に闘い、共に責任を負うという気風と伝統がこうした団結を固くする原動力になっているのではないかと思います。

●闘いの正当性に確信

 当初は民営化賛成の世論が高かったのは事実です。しかし、政府の宣伝がウソであることに気づき、民営化反対の世論が大きくなってきたのです。特に鉄道の民営化によって、全国津々浦々まで運行される列車が廃止され、運賃が高騰するのではないか、民営化によって鉄道にとって最も重要な安全と生命が守れなくなる、という思いがあるからです。
 今回のストライキに対して130人解雇、数百億ウォンの損害賠償請求訴訟、組合財産仮差押さえなどの弾圧がかけられています。しかし、私たちは仲間を信じ、闘いの正当性に確信を持ち、国民の支持を基盤として最後まで闘争を続け勝利するつもりです。

●セウォル号惨事

 いまの鉄道民営化とセウォル号大虐殺と根は同じです。日本の尼崎事故のような、いやそれ以上の大事故がいつ起こるか不安でなりません。検査周期の延長、人員削減、駅の無人化および外注化、非正規職の拡大、一人乗務など鉄道の安全は次々と切り捨てられています。おそらく日本の状況も似ているのではないでしょうか。動労千葉の同志たちが闘う理由も同じではないでしょうか。

●最後は勝利します

 新自由主義という怪物には国境がないように、労働者たちの連帯と闘争にも国境があってはならない。国際連帯こそが世界の労働者たちの勝利の道だと思います。階級的労働運動の再生のために動労千葉とともに闘う同志の皆さんに、心から支持と声援を送ります。