※JP労組銀座局組合員有志が発行する機関誌『だんけつ』№72より抜粋

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0293号04/01)(2014/08/01)

※JP労組銀座局組合員有志が発行する機関誌『だんけつ』№72より抜粋

(写真 6・18JP労組大会【名古屋】でビラまき)

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JP労組第7回定期全国大会・会場前よりレポート

八王子西局解雇当該が渾身の訴え/聞き入る代議員・傍聴者

 梅雨の蒸し暑い中、毎日おつかれさまです。
 遅くなりましたが、JP労組第7回定期全国大会の代議員選挙では、723票を投じていただいた組合員のみなさんに感謝もうしあげます。当選には至りませんでしたが、現場からの声を引き続き上げていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
 全国にも、代議員に立候補し、労働組合を現場に取り戻して頑張ろうと訴える組合員が、多数います。そうした現場組合員が、全国大会会場となった名古屋に集まり、大会初日の朝早くから会場前で、代議員・傍聴の組合員に向けて、現場の声を伝えてきました。
 さらに、八王子西局解雇当該のS君も「解雇に至る経緯、解雇撤回で闘う労働組合が必要、不当解雇を撤回し、職場にもどってJP労組を闘う組合にしたい、みなさん一緒に闘ってください」と、渾身の訴えをやりました。代議員・傍聴の多くの組合員が、S君の訴えに聞き入り、握手を求める組合員もいました。
 さらに、国鉄1047名解雇撤回の最高裁に向けた署名にも多くの代議員・傍聴の組合員が応じて、解雇撤回の闘いは、職場を超えて労働者がひとつになれる闘いであると感じました。
 職場に帰れば、圧倒的な人員不足、給料も下がり、モチベーションは下がる一方。「頑張った者がむくわれる」安倍総理も、先日の記者会見で言っています。そんなの大ウソだろ!
 職場から、みんなの力で組合活動を活性化させよう。

【全国の仲間の報告】

「ゆうパック委託業者は、朝早くから夜遅くまで激務に追われている。委託料が安いこともあり、職場を辞めていく。穴が空けば、本体で配達している」
「バイクで車と正面衝突した集配の社員を、翌日も働かせたことに抗議した。後日、骨折していたことが分かった」
「集配区のアンバラが激しく、毎日2時間超勤は当たり前。増員以外に解決しないので、班で増員を要求しようと話している」
「4月、5月の給与明細を見て、今年月給制契約社員から新一般職になった青年が、明細書を見た瞬間、手取りが7万円も下がっとるもう結婚できんと叫んだ」
「正規社員も3万円、4万円下がった。誰がこんな制度に賛成したんだ!」
「組合役員の現場での支持はもはや皆無といっていい。現場組合員がビラで職場の要求や怒りを具体的に書いていくのが重要」
「元全郵政の仲間は、組合統合前は全郵政も会社と向き合う姿勢があった。今のJP労組は完全に会社と一体で、当時の全郵政よりひどいと言っている」
「会社は『労働者の自己責任』を繰り返すが、それは合理化と労働強化による事故の発生という真の原因から逃れるためだ。事故や誤配の問題は組合運動の中心テーマだ」
 郵便局で働く仲間は、北は北海道から南は、沖縄まで全国にいます。そして、職場の問題も共通することがたくさんあります。そうした職場の生の声を組合運動にしていくことが、重要だとつくづく感じました。
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記事,郵政/全逓0293

Posted by kc-master