自治労定期大会闘争報告

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0295号06/01)(2014/10/01)

自治労定期大会闘争報告

「与党の一部との連携」という本部方針許さず、戦争と民営化阻止を訴えた!

民営化阻止訴え国鉄署名436筆

 8月28~29日に大分県別府市で自治労第87回定期大会が行われた。「戦争協力拒否! 『与党の一部との連携』の本部方針を許すな!」を合言葉に、地元九州を中心に全国から「階級的労働運動で闘おう」と結集した部隊は39人。昨年の大阪大会に次ぐ結集だ。既にこの時点で部会の団結は最高潮だ。
 7.1情勢下、絶対反対路線で闘う我々こそが階級闘争の主流派だと確信をもって登場した。大会会場のメインの入口とサブの入口に各1台のトラメガと横断幕を掲げ、「戦争と民営化に絶対反対し、全国ストで闘う決戦方針を打ち立てよう」「現業任用替、評価制度反対」等、圧倒的な迫力で訴え、雨の降る中、大会中に5千枚のビラを撒ききった。橋下大阪市長と絶対反対で激突し、勝利して来た仲間の鮮烈なアジテーションは、参加する組合員の足を止め、さらに現場の闘いを訴える保育士の訴えが署名に走らせる。人事評価制度と断固対決し再任用を拒否された仲間が必死に訴える姿は、組合員を振り向かせた。本部警備が、署名部隊が会場内に入るのを妨害するも、全国の組合員は次々と立ち止まり署名をしていく。国鉄署名436筆を勝ち取った。

闘いか、屈服か

 7.1情勢下の闘いに一切の妥協はない。闘いか屈服かと言うことだ。「安倍の暴走に対抗するために」と称して「与党の一部との連携」という許しがたい方針を出した本部第2号議案に、朝、昼、夕と弾劾のアジテ―ションの嵐が続く。「連携」などして戦争法案と対決できるのか! こんな本部は打倒あるのみだ。会場外から訴える我々の声は大会会場内において結実し、大会発言のほとんどが2号議案に反対する内容となった。
 ついに闘いか屈服かを本部に問う大会となっていったのだ。自治体労働者の屈服は戦争情勢を一気に加速させる。だが逆に7・1情勢下において、「絶対反対」で闘えば、全国の闘う労働者の核となり「集団的自衛権の行使」は粉砕できるのだ。その分水嶺の攻防が、会場内外で続いた。

自治労本部打倒へ攻めのぼろう

 本大会において社民党幹部は「修正案は出さず、本部方針に反対しない」という意思一致を行っていた。現業評議会議長は、「外で何か言っているのは無視する。現評としては『反対、反対』ではやっていけない。長期抵抗などで職場は守れない」等と、会場外において絶対反対を訴える我々に追い詰められて、熱気冷ましの水かけに終始した。議案採決では、問題となった2号議案の採決の賛否を数えず、反対票の多さを恐怖して「賛成多数」と一方的に宣言したのだ。戦争に反対する気などさらさらなく、「大政翼賛会」そのものになり果てたということだ。
 闘う組合員との対立点は鮮明になった。腐りきった自治労本部を打倒し、80万自治労を現場の組合員の手に取りもどそう。

自治体,記事0295

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