■労働者の目 11・2集会の大成功で「動労総連合を全国に」方針が確立!

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0297号01/01)(2014/12/01)

■労働者の目 11・2集会の大成功で「動労総連合を全国に」方針が確立!

■労働者の目
11・2集会の大成功で「動労総連合を全国に」方針が確立!
階級的労働運動派が全産別の主流派として登場しよう!
小泉 義秀 常任運営委員 東京東部合同一般
 5700人が結集した11・2全国労働者総決起集会は、戦争・民営化の攻撃と闘い、極右超反動の安倍政権打倒を引き寄せ、解散・総選挙に追い込んだ。階級的労働運動の力と国際連帯-訪韓闘争の新たな地平-をもって2010年代中期階級決戦へと突入した。
 11・2集会は、この1年間の国鉄決戦を最基軸・最先端とする階級的労働運動の前進の全地平と全経験の集約としてあった。追い詰められた権力は集会・デモに襲いかかり3学生を逮捕したが、権力は完全に墓穴を掘った。京大における公安警察官の潜入の摘発とガサ入れに対する弾劾闘争は全国300万学生の決起の号砲だ。
 都知事選への挑戦と杉並区議補選闘争、3年目の3・11福島反原発大行動(郡山)、そして動労千葉・動労水戸の外注化・非正規職化阻止と被曝労働拒否のスト決起、さらには8・6広島―8・9長崎と8・17大集会から9・11郡山闘争へと至る闘いの先頭には、1047名解雇撤回闘争を原則的に貫いてきた3労組の断固たる闘いがあった。
 11・2集会に向けては全国34カ所で国鉄集会が開催され、3労組の闘いの経験と蓄積、確信と展望が全参加者のものとなった。これと一体のものとして、動労千葉鉄建公団訴訟の「解雇撤回・JR復帰」を求める10万筆署名の前進があった。
 さらに11・2集会は、集団的自衛権行使容認の閣議決定という7・1情勢と全面対決し、戦争・改憲に突き進む安倍政権=安倍・葛西体制の打倒へ、国鉄闘争を基軸に巨大な反撃の狼煙となった。11・2への道は、7・1の集団的自衛権行使容認の閣議決定に対し、階級的労働運動で非和解的に対決して敵の破綻点を突き、安倍打倒のうねりを生み出す大激突の過程だった。8・17集会の切り開いた衝撃と波及力に安倍をはじめ全潮流・党派が震撼し、激しい党派闘争、権力の弾圧策動と全力対決し勝ち取られた。
 11・2集会の大成功をもって「動労総連合を全国に」の基軸的方針が確立された。1047名解雇撤回闘争として体現されてきた世界に誇るべき日本の戦後労働運動、国鉄決戦に、動労千葉を先頭とする階級的労働運動派が、国鉄など4大産別、全産別の主流派として登場するということだ。
 衆議院選挙闘争に総決起し、勝利しよう! 派遣法の改悪を許さず、派遣法そのものの廃絶を! JRをはじめとした全面外注化・非正規職化攻撃を粉砕し、安倍政権打倒を! 2015年2・15国鉄集会の成功に向かって進撃しよう!