3.11反原発福島行動’15 へ
3.11反原発福島行動’15 へ
再稼働、戦争、首切り もうたくさんだ
怒りを力にたちあがろう つながろう
3.11反原発福島行動’15
再稼働、戦争、首切り もうたくさんだ―
今年の反原発福島行動のキャッチフレーズは昨年11月の第1回実行委員会で確認されました。反原発行動への参加を呼び掛けるとともに実行委員会に参加するメンバーの思いが込められています。
再稼働に向けた動きとして、2014年12月19日に電気事業連合会会長の八木(関西電力会長)は定例会見で「2015年は再稼働に全力」と言い放ちました。川内原発は早ければ今年3月に再稼働が企まれています。絶対阻止しかありません。現在11電力会社が14原発21基の審査を申請済みということです。
戦争という点では、フランスにおける銃撃戦の模様がテレビで流れ、ヨーロッパ中に拡大する動きが懸念されています。朝鮮半島に目を向ければ、在韓米軍による作戦統制権(指揮権)を2015年に韓国軍に移管するという約束が破棄され、パククネ打倒の闘いへと怒りが高まっています。
首切りについては、パナソニック福島工場のデジカメ生産部門の5月末停止、320人の従業員中300人を関西へ配置転換すると報道されました。生活基盤を福島に残し配転に応じられる労働者は極めて少なく、事実上の首切り通告です。
2014年末から2015年1月に起きているこのような事態をみただけでも、本当に「もうたくさんだ!」というしかないじゃないですか。
4年目の3・11福島―「復興」「帰還」を打ち破る運動を
福島圧殺攻撃の現段階は「復興」「帰還」とのたたかいです。「帰還」は被ばくと直結しています。先日、現在立ち入りが制限されている双葉郡富岡町夜ノ森の桜を今年の春は制限を解除するとの報道がありました。夜ノ森の桜を管理すること自体が被ばく労働そのものであり、これからはこうした動き一つひとつとのたたかいになります。
2014年12月25日福島県「県民健康調査」検討委員会は小児甲状腺がん113人と発表しました。それでも星座長は「現時点で放射線の影響を直接証明することが難しい」と強弁しています。なんという恥知らずか!
1月13日の福島民友新聞の記事に福島第一原発で収束作業に従事する労働者の労働で不安を感じる理由の最多は「被ばくによる健康不安」と報道されました。翌日の記事には「放射性物質最高濃度 海側観測井戸 ストロンチウム90 1万5千ベクレル/1リットル」というものもありました。一方で、「帰還交付金新設決める」(1/12)「中間貯蔵 双葉受け入れ」(1/14)「Jヴィレッジ活用へ」(1/15)などの報道もありました。
中間貯蔵施設受け入れに関して福島県が示した5条件は①県外最終処分場の法制化②交付金の予算化(自由度の確保)③搬入ルートの維持管理と周辺対策の明確化④施設、輸送の安全確保→広野町が常磐線増便を要望⑤大熊、双葉、県との安全協定案の合意――という内容でした。しかし重要なことは、これらの動きに対して避難している地元の住民はほとんどが賛成していないということです。
怒りを力にたちあがろう つながろう
1月15日第3回目の実行委員会が開催されました。今年の反原発行動も郡山開催となっています。私たち福島県労組交流センターのメンバーも国労郡山工場支部の橋本光一さんを先頭に呼びかけ人・賛同人として参加しています。また、実行委員会の事務局には、福島、郡山、いわきの金曜行動を担っている方々も参加し、特に青年たちが積極的に発言し、実行委員会を活性化させています。
今年の3・11は水曜日ということもあり、日曜街宣のほかに水曜街宣も始めました。すでに仮設住宅へのビラ入れも始まり、街宣カーの周遊も始めています。今年は仮設住宅からの参加と発言をぜひ実現したいと実行委員会でも論議し、呼びかけも開始しています。
被ばく労働反対でストライキに立ち上がった動労水戸のたたかいは決定的です。そのうえで、やはり地元の労働組合の決起が重要です。
国労郡山工場支部はもちろん、福島県教組郡山支部や自治体の労働者の参加をなんとしても実現したいと思っています。
3・11反原発福島行動’15の成功に向け、賛同と参加を!
最後に、全国の仲間に改めて訴えます。「3・11反原発行動’15」の成功のためにまず賛同をお願いします。福島でこういう闘いがあるんだということを隣の労働者に知らせてください。そして、多くの人々に賛同人になってもらって3・11当日は一緒に郡山にきて、地元の私たちと一緒にこぶしをあげ、声をあげ、デモをしましょう。
(福島県労組交流センター事務局長 小原欣吾)
※写真は昨年の3・11行動
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集会案内
3.11反原発福島行動’15
2015年3月11日(水)
プレイベント12:00~
集会 13:00~
※集会後、デモ行進
会場:郡山市民文化センター・大ホール
主催:3・11反原発福島行動実行委員会