職場と国会を貫く国鉄闘争!9・18徳島国鉄集会

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0308号02/06)(2015/11/01)

職場と国会を貫く軸に国鉄闘争がある!
9・18徳島国鉄集会

 9月18日、徳島トモニプラザで「国鉄解雇撤回!徳島国鉄集会」を開催しました。この日は、まさに「戦争法案」反対の国会決戦中であり、ちょうど、徳島医療福祉労組の労働委員会闘争も重なっていました。
 職場と国会をつらぬく闘いの軸に国鉄闘争があることの意義を全体で確認しました。
 はじめに、韓国民主労総の双龍(サンヨン)自動車の解雇撤回のDVDを流し、集会を始めました。
 基調は、動労千葉の鉄建公団訴訟6・30最高裁判決の中身で「不当労働行為」であったことを認めさせたという点が画期的な勝利だと確認しました。しかし、JRは職場に戻さない。あらためて動労千葉は解雇撤回・職場復帰をもとめて闘っていくことと、さらなる動労総連合建設で組織拡大をすることの展望を明らかにしました。

 現場からの報告として3本。ひとつは、国会前での状況や集会についてです。9・13の全学連・労組交流センターが呼びかけた闘いに、次々と国会前に人々が集まり「戦争法案」に対しての怒りが肌で感じられました。「労働組合がストライキで闘う、ゼネストで戦争をとめる」「学生自治会はキャンパスでストライキで戦争をとめる」「韓国民主労総のゼネストと連帯して戦争をとめる」
 この路線にこそ、戦争をとめる力があります。社会を動かしているのは労働者なんだ。シールズらのやり方は、戦争や資本への怒りをたった1票に押しとどめるだけです。
 つづいて、動労福島結成大会に参加した人からの報告。橋本さんが闘いを決意したのは、星野闘争だと聞いて感動しました。9・6星野さんを取り戻すための徳島刑務所包囲デモにも、橋本さんは結成大会の忙しい中をぬって参加してくださいました。「国鉄と星野が一体であること」を示してくださいました。ぜひ、9・10動労福島の結成には、徳島からも駆けつけたいという話になりました。すごい豪雨の中でしたが行ってよかったです。
 みっつめに、労働委員会や職場での資本との攻防で、分会を結成し団交した当該から発言を受けました。組合員をめぐる闘いで、資本の切り崩しと立ち向かい、断固闘う執行部を打ち立てた。闘いはこれからだ、という力強い報告がありました。
 質疑応答で、徳島合同労組の非正規の青年労働者から「国鉄分割・民営化によって派遣や非正規が生まれた。国鉄闘争に学んでこれからも闘いたい」などの意見が出ました。
 最後は、団結ガンバローでしめ、11・1全国労働者集会と動労総連合建設にむけて団結して進撃を開始しました。
(元木智之・徳島医療福祉労組)

特集0308

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