動労西日本の建設を!9・23米子国鉄集会

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0308号02/08)(2015/11/01)

動労西日本の建設を共通の課題に!
9・23米子国鉄集会

 9月23日、米子市文化ホールで国鉄集会が開かれた。「動労総連合を全国に」の旗の下、猛然と闘いを前進させていく集会となった。集会に先立ち、文化ホール前で街頭宣伝と署名活動を行い、集会への参加を呼びかけた。
 集会の冒頭、動労米子支部の私から「戦争か革命かを問う新たな情勢が始まった。すべては動労総連合の全国建設がカギとなった」と開会の挨拶を行った。
 動労西日本の山田書記長が基調報告に立ち、「すべてを生産し、動かしている労働者階級にこそ力があり、決定権がある。私たちが歴史を動かす」と宣言した。さらに、「9月9日に米子支社管内の単線区間であわや正面衝突寸前の事故が起きた。外注化・非正規職化の結果だ。駅を無人化し、運転保安の要員をすべて削減し、外注化を推進した結果と言わざるを得ない。極限まで要員を切り詰めたうえ多角計画のもと教育も何もないまま動員した。事故が起きることが必然であるにもかかわらず、事故と弁当は自分持ちとばかり、労働者に全部の責任を押し付けることは決して許されることではない。後藤車両所などでも労災事故が頻発している。一切の責任は会社にあるのだ」とJR西日本の外注化・非正規職化を弾劾した。
 討論を通して、動労西日本の建設を共同の課題として闘うことが確認され、11月の全国労働者集会に1万人の総決起を実現しようと行動方針を確認し、団結ガンバローで集会を締めくくった。
 安倍政権はいよいよ戦争国家への道を歩み始めた。しかし、絶望的でなりふり構わぬその体制も労働者の協力なしには何一つ前進するものではない。
 安倍晋三の祖父は岸信介である。岸は戦前、満州帝国の五大官僚として中国人民を塗炭の苦しみに沈めた張本人である。彼は戦後も一貫して「大東亜共栄圏、満州国の建設は間違っていなかった」と公言して憚らなかった。その血を引く安倍の政治姿勢は岸と同じである。ゼネストで粉砕しよう。
(鷲見 貢・動労西日本米子支部)

特集0308

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