労働者は一つ、敵も一つ◆№7民主労総は12月ゼネストを勝ち取る!

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0310号10/01)(2016/01/01)

Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№7
民主労総は労働改悪絶対阻止へ 12月ゼネストを勝ち取る!

(写真 12・5第2次民衆総決起闘争5万人大行進)

12・16ゼネストに決起

 昨年12月、パククネ政権の労働改悪に対する民主労総の渾身(こんしん)の闘いが行われた。
 パククネ政権は1月8日を会期末とする臨時国会で国会議長に労働改悪5法案を職権上程するよう強要しようとしている。法案通過のために国家非常事態まで宣布すると脅迫している。
 ハンサンギュン民主労総委員長は12月10日に逮捕されソウル拘置所にいる。
 民主労総は12月16日、臨時国会での労働改悪5法案を阻止するためのゼネストを決行した。
 民主労総は昨年1年の間、4・24、7・12、9・23のゼネスト、そして11・14の第1次民衆総決起、12・5第2次民衆総決起に続いて12・16ゼネストを決行してパククネ政権とセヌリ党の労働改悪を阻止する闘いに立った。12・16ゼネストは金属労組の現代(ヒョンデ)自動車、キア自動車、韓国GM支部もゼネストに参加し、1次、2次ゼネストよりも規模が大きくなり破壊力のあるゼネストを実現した。
 ソウルでは12月16日ヨイド国会近隣の国民銀行前で「労働改悪阻止!公安弾圧粉砕!民主労総ゼネスト大会」が行われた。ゼネスト大会はソウルをはじめとして全国12の地域で同時多発で開催され、ソウルには民主労総ソウル・仁川(インチョン)・京畿(キョンギ)・江原(カンウォン)など首都圏地域の組合員5000余人が結集して労働改悪を糾弾した。
 ゼネスト集会の後、新政治民主連合中央党舎、セヌリ党中央党舎を経て全国経済人連合会前まで街頭行進を行い、労働改悪を画策する政権を強力に糾弾した。

12・19第3次民衆総決起を勝ち取る

 12月19日、第3次民衆総決起が勝ち取られた。△労働改悪阻止△ペクナムギ農民快癒祈願△公安弾圧粉砕△セウォル号真相究明△歴史教科書国定化反対等を要求して闘われた。第3次民衆総決起は1、2次とは異なり地域分散開催し、ソウルでは光化門(クアンファムン)広場で文化祭形式で行われた。
 第3次民衆総決起はハンサンギュン民主労総委員長に「騒擾(そうじょう)罪」が適用されたことに抗議する意味で「騒擾文化祭」を開くこととした。「騒擾文化祭」とは騒がしくけばけばしい文化祭をやろうという意味だ。2次民衆総決起が集会示威の自由を制限する政府に抵抗するために仮面と覆面を被って行進した。第3次総決起では「やかましく音の出る物」と「けばけばしく見える仮面や服装」で賑やかに集会、デモ行進を行った。文化祭の後、ペクナムギ農民が入院中のソウル大病院がある大学路まで行進した。
 民主労総は次のように12月末の闘争方針を確定している。
 12月28日には金属労組と公共運輸労組を除外した産別労組と労組連盟らがストライキを行い、地域別にゼネスト集会を開催。29日は公共運輸労組、30日は金属労組がそれぞれストライキに突入。29日はソウルで全国集中ストライキ集会を開き30日には再び地域別ストライキ集会を行う。
(12月25日筆)

漆崎英一(動労千葉国際連帯委員会)