不当逮捕されている介護士Tさんとの面会原 祥吾(徳島医療福祉労組書記長)

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0313号14/01)(2016/04/01)

不当逮捕されている介護士Tさんとの面会
原 祥吾(徳島医療福祉労組書記長)

不当逮捕されている介護士Tさんとの面会

原 祥吾(徳島医療福祉労組書記長)

 2・14国鉄全国集会・中四国の翌日、広島拘置所にいるTさんに面会してきました。広島連帯ユニオンの植野さんに同伴してもらいました。Tさんは、とても控えめな青年で、温厚な笑顔の方です。
 同じ介護現場で働く私から見ても、Tさんの職場の勤務のさせ方はおかしく、東京北部ユニオン・アミーユ支部の仲間と同じ思いです。これで有罪なら、全介護労働者は犯罪者になると思います。そんなことを絶対に許さないためにも、連帯して闘います。
 私が面会することを決めた理由は、Tさんの「控訴しても闘う」という決断があったからです。私が職場闘争で苦闘していた時に、もう一度頑張ろうという力をくれたからでした。
 事故が起きた時、Tさんは連続夜勤に入っていたそうです。それも、夜勤・明け・休みのシフトではなく、数日間連続して16時間拘束の夜勤をやらされ、夜勤に入る施設も毎回違うというデタラメさです。労働者派遣法の改悪で、「常用雇用振替えの禁止の原則」が取り払われました。まさに介護職場は、民営化によって派遣労働者のような「無権利・無団結」を強制されています。だからこそ労働組合の旗を立て団結していくことが重要であり、それは安倍政権の成長戦略の柱をへし折ることにもなります。
 Tさんの逮捕を知った時、私は「目の前で同じ介護労働者が弾圧を受けている。自分も闘うぞ」という思いが日増しに強くなってきました。目の前で起きた不当な弾圧に、労働者としてどう向き合うべきなのか。まさに自分自身が問われた瞬間でした。そして、出した答えは「Tさんと団結して闘う」ということでした。
 「労働者同士の共同性や怒りを取り戻した時、どんなことでも乗り越えられる」ということを学びました。分会の組織拡大、動労総連合建設へ共に闘います。獄中41年の星野さん奪還の闘いと一体で、全国からTさんへの激励のハガキや差し入れ等を行い、団結していきましょう。
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 2015年5月18日、グループホームよってきんさい古江(美泉経営)で入所者の転落死亡事故が起きました。介護労働者Tさん一人にその責任を押しつけ、広島地裁は懲役3年の実刑判決を下しました。

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編集後記

動労千葉、動労水戸を先頭にした動労総連合がストライキで16春闘を牽引した。戦争と表裏一体の労働法制大改悪との闘いは、職場から闘うことで労働者の決起が始まる。CTS就業規則改悪4・1実施を阻止した力は現場労働者の決起だ。(S)