ひめじょおん―女性部から 国鉄決戦を貫く3・8国際婦人デーを!

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0324号08/01)(2017/03/01)

ひめじょおん――女性部から
国鉄決戦を貫く3・8国際婦人デーを!

岩崎 ゆかり(神奈川労組交流センター女性部)

 2月15日、安倍政権・神奈川県警による作業所に対する弾圧(詐欺事件をデッチ上げた不当逮捕)は絶対に許せません。交流センターの団結で会員を奪還しました。闘いの前進で弾圧を打ち砕きましょう!
 アメリカでのトランプの登場と韓国の民衆決起が示すように、戦争か革命か、歴史は大きく動いています。私たち労組交流センターは、2月4、5日の全国総会から、2月12日には「不当解雇から30年2・12国鉄集会」を総力でうちぬきました。私たちが今日本でやるべきことは鮮明です。国鉄分割・民営化と闘いぬいて30年、第2の分割・民営化攻撃に立ち向かい、労働運動と団結をとりもどし、安倍政権を打倒することです。
 今やボロボロの安倍は外注化、非正規職化、地方切り捨て、労組破壊で戦争へと向かっていますが、しかし同時に労働者民衆の怒りと決起を生み出すものでしかありません。JRの3・4ダイヤ改定攻撃とその全社会化に対して、動労総連合は全国統一ストライキに立ち上がります。「民営化は労働者を殺す、労働組合を解体する、人が生きていけない現実をつくる、貧困を生む、教育や医療を破壊し、人間関係を破壊する」ことを闘いで訴え、見せて世論を獲得する闘いです。女性部は国鉄・東京決戦と一体で、今年の3・8国際婦人デーをかちとっていきます。
 「保育園落ちた、日本死ね」の怒りに示されているように、女性労働者には根底的な怒りが渦巻いています。自治体の職場でも、私も含め非正規職員は圧倒的に女性です。職場で行った嘱託職員の交流会では、それぞれの意見や思いが噴きだしました。「ここで働いてみたら収入、待遇、生活水準……正規と非正規のギャップを見せつけられた。いっしょに働いているのに」「何年働いても昇給がないことに怒りを感じる」「当局にとって私たちは『使うのに都合のいい存在』だ。安上がりでいつでもクビを切れる」「私たちの『報
酬』は人件費じゃなく物品費から出ている」「非正規職は有期雇用が当たり前のようなことが世の中でまかり通っている」「前に安倍が『非正規という働き方を望んでいる人がいる』と言ったことは許せない」など、非正規として働くことが人間としての誇りを奪うことへの怒りが満ちています。「1年雇用契約、5年有期雇用契約、承知の上で採用されたんでしょう」。この資本の論理に対して、交流会では「誰だって好き好んで非正規を選んだわけじゃない。他に生きるための選択肢がなかったからだ。非正規雇用という制度がまちがっている!」という意見がありました。その通りだ! 民営化・非正規職化に対して、非正規労働者は必ず決起する、労働組合に結集して闘う、そういう情勢を迎えています。
 この交流会を呼びかけて、組合員だけでなく非組、他の課からも集まってくれたのは、職場で国鉄署名や物販を続けてきたことが土台にあったからだと思います。外注化阻止・非正規職撤廃を切り開く国鉄闘争をともに担い、東京の真ん中で3・5国際婦人デーをかちとろう!