★全国労組交流センター第25回総会報告

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0336号02/01)(2018/03/01)

★全国労組交流センター第25回総会報告

★全国労組交流センター第25回定期総会が成功!

改憲・連合崩壊情勢下、職場から闘う労働組合を甦らせよう!

 2月3~4日、全国労組交流センターは、第25回定期全国総会を都内で開催した。
 総会冒頭、飯田英貴事務局長は、「総会の獲得目標は、今年中に改憲の発議を行うと安倍が言っている中で、改憲阻止の大運動をつくるために先頭に立とうということだ。そして、今一つの改憲攻撃である『働き方改革』、労働法制大改悪攻撃を粉砕しよう。全国労組交流センター結成から30年。新しい挑戦を開始しよう。その核心は職場から闘いを巻き起こすことだ」と提起した。
 来賓の挨拶の後、辻川慎一代表が議案を提起した。「平昌(ピョンチャン)オリンピック後は、いつ戦争が始まってもおかしくない。北朝鮮をめぐってトランプや安倍は準備をしている。朝鮮戦争が起きると一般的な確認ではなく、労働者階級の闘いが決する。
 帝国主義が延命をかけて登場している時に我々が問われている。連合、共産党、全労協も危機に入っている。3月17日に楢葉という高線量地域で集会をやろうとしている。全ての勢力は産業報国会に収れんされる。田中委員長は、路線が半分、人格が半分と言っている。既成の労働運動が崩壊していく中で階級的労働運動を作り出し、18年、19年決戦を闘おう」
 2日目の冒頭には、田中康宏代表が討論の方向性を提起(別掲)した。
 総会では闘いの報告と課題が率直に提起され、討論された。

【1日目】

●群馬合同労組 介護の会社で13人で組合を結成。今年になり8人の組織拡大。世の中を変える闘いができるとオルグした。
●福島 戦後4回目のナショナルセンターの再編で、最先端の戦場になっているのが福島だ。3・17で楢葉で開かれる集会は比較的良心的な労働運動を行ってきた労働組合が中心だ。3・17楢葉でいいのかと呼び掛け、3・11集会を成功させたい。
●動労水戸 改憲と労働運動解体は一体の攻撃だ。JR東は職員5万6000人を4万人にする合理化を画策している。東労組は少子化対策などと言い、常磐線に乗って3・17集会に来るよう指示を出している。常磐線開通反対署名と支援共闘の拡大をお願いしたい。
●北海道 核戦争が迫る中で自治体労働者部会の闘いを作る。国鉄闘争を軸にしないと闘えない。北海道は廃線問題が大変で、分割・民営化の破産とみんな言っている。国鉄集会を行う。
●動労千葉 千葉鉄道サービスで働いて5年目。組合員は無期転換されたが400人が有期雇用。雇止め通告を受けた人を全体で跳ね返す闘いをやりたい。職場全体の怒りが爆発して自分は守られた。闘う労働組合がなければ仲間も自分も守れない。
●八尾北労組 支援学校卒業の職員が辞めるのを止められなかった。障害者と共に働くとはどういうことか討論した。総合支援法下で障害者解放運動がない中で障害者解放の運動を作りたい。青年を獲得していきたい。
●大阪市職 民営化の手先になるような職場に移り、運動のやり方がわからなくなった。時代認識と路線で闘うことから逃げていた。大坂市職をひっくりかえす闘いをやる。討論で地区の合同労組が位置づいた。市バスで退職届を出していない労働者もいる。新しい仲間をつくる。
●常任運営委員(関西) 合同労組の役割は450万解雇が始まる中で重要だ。奈良市従では、組合に入りたいという非正規労働者が関西合同労組に入った。奈良市従で組合権力を取る闘いと、解雇撤回を合同労組でやる闘いを合流させていく。
●さいたまユニオン 動労総連合と全国協の両輪で闘いを切り開いていく。建交労から来た建設運輸の労働者が多い。教育労働者分会を結成した。3年で非正規教員撤廃の闘いをやる。
●福岡 昨年11月集会を前に組合委員長ら3人逮捕の弾圧があった。完全黙秘で奪還した。すけさんうどんのパワハラ攻撃と闘い勝利した。小倉工場でJR労働者を組織する。
●小竹運輸労組 名誉棄損の一人1千万円損害賠償裁判で労働組合法無視の反動判決が出た。闘いはこれからだ。

【2日目】

●関西 関西でも共謀罪の先取りの攻撃があった。戦争・改憲攻撃は拠点をめぐる攻防だ。植木団地は損害賠償3億円だが、闘う。関西生コンは、激しい攻防を闘いながら3・25大行進を担う闘いに踏み込んでくれた。一人職場が多いと思うが、交流センターの団結があるかどうかが重要だ。
●北摂 植木団地の判決で家も奪われるかもしれないが団結の中に決起する。高槻では拠点建設で職場丸ごとストに入る。
●沖縄 米軍の事故に対する闘いが怒りのマグマを引き出している。県民大会とゼネストは深くつながりがある。動労千葉物販の大半は、教組だ。IJBSの無期転換攻防は、4・1解雇をめぐる闘いだ。
●広島 労働組合活動家交流会を1月22日に行い成功した。2月に自治労広島市職大会があり委員長に立候補する。倉敷市など3労組の委員長が誕生する。●京滋 舞鶴で再稼働反対の闘争を行った。18年決戦の中で飛躍かけて闘う。
●仙台(郵政) 全逓部会の指導部の団結が求められている。郵便局では毎年10人も死ぬ。労働組合が闘わなければならない。
●秋田(国鉄) 3・11集会に向けていわき市の労働組合を回る。1047協議会を支援する人がいる。解雇撤回まで頑張る。
●宮城 全港湾の仲間と学習会をやった。3・25へ動労福島が被曝労働阻止の先頭に立つ。
●東京西部 昨年は、戦争阻止の二つの選挙を闘った。自分自身も職場の中で踏み込んだ。
●神奈川 非正規職撤廃の闘い、合同労組建設の闘いをやりたい。2月小田原で動労神奈川集会を行う。桜本デモをやり、Jアラート弾劾闘争も闘った。
●全水同盟 改憲決戦の中で狭山闘争が決戦になっている。我々のデモが壁を打ち破る。
●東京西部(自治体) 中野で4月から二つの保育園が民営化される。職場から民営化反対で闘う。
●愛知(合同労組)東海合同労組が共謀罪型で弾圧された。池田裁判を闘い兵士を獲得する。
●泉州 5月泉佐野市議選に候補を立てて闘う。新しい労働者の党を登場させたい。
●徳島 6月3日星野さん奪還のため高松闘争に来て下さい。青年がゼネストの先頭に立つ。
●東京 東京全体の力で小池・上山と闘いぬいてきた。職場で自信をもってやれていない。自己変革をかけて闘いたい。
●千葉 動労千葉、三里塚、ユニオン習志野、館山などの6大拠点をつくろうと頑張ってきた。無期転換問題連絡会を動労千葉とちば合同労組でつくり闘いを始めている。
●愛媛 松山の集会を愛媛県職労の組合員を含めて組織した。伊方原発は今止まっている。私は郵政だが、スキル労働委員会闘争を非正規も含めて6人でスタートした。
●奈良 非正規職解雇撤回の署名を取り組んでいる。日教組奈良市を潰す攻撃と当該の怒りを引き出して労働者の誇りを引き出して闘う。
●新潟 動労千葉を支援する会新潟の労働者が、連合の地協に行って、動労千葉の闘いを軸に国鉄闘争30年の闘いを話した。動労千葉物販を通してつながった。

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●田中康宏代表の提起

 安倍は3月に改憲案を決めて秋には改憲案を発議すると構えている。僕らは何をするのか。
 訴えたいことの第一は、戦争と改憲に反対する闘いの先頭に立とうということだ。労働者の戦争に反対する政治闘争がつくれるのかだ。職場から小さくてもいいから労働運動をつくる。戦争だけは許してはいけないというのが日本の労働運動だ。
 戦争の危機が切迫している。アメリカの核体制見直しは、核抑止力論を覆すものだ。
 戦争・改憲阻止の運動は、形だけではなく、無数の労働者、各戦線の仲間たちが主体的力を発揮し、自由闊達(かったつ)に議論できる組織を作らなければならない。
 3月25日は自民党大会だから関西生コン支部、港合同、動労千葉の3労組の会合で、全国動員で立ち上がろうとなった。呼びかけ人も拡大し労働者が全てを率い改憲阻止闘争に立とう。
 第二には、もう一度労働運動を作り直そうということだ。国鉄闘争がこうした闘いの先頭に立ち、次の5本柱を訴えてきた。
 その一は、外注化・分社化・転籍攻撃との闘いだ。JR東はこれから1万8千人が退職。外注化に協力しないと定年後に職場がない状況が作られている。動労千葉はこのことを見据えて闘える体制を作ってきた。
 その二は、地方ローカル線廃止・地方切り捨てとの闘いだ。館山で今日集会を行っている。闘いの軸になるのは学校の先生。安房西高の全校の生徒にビラが配られた。水野さんを尊敬している人が勝浦では地域をあげて闘おうとなった。一般的に地域の共闘をつくることではない。惨憺(さんたん)たる現状の中で地方の怒りと結びつくために労働組合が立たなければならない。
 その三は、グループ会社の労働者を組織する闘いだ。全員の無期転換を勝ち取りたいといってきたが2~3人がはじかれた。無期転換になったとしても最低賃金の名ばかり正社員が生まれたら全部がそこに落とし込められる。800名のうちの1割が動労千葉の組合員だ。過半数を取れば変わる。
 その四は、1047名解雇撤回の新たな闘いだ。JRを相手に労働委員会闘争をやる。
 その五は、動労水戸が進めている被曝労働拒否、常磐線全線開通阻止の闘いを動労総連合の闘いにしていく。
 福島をめぐる課題も改憲阻止闘争も昨日までの敵をこちらに組織する、階級的な再統一を図ることができるかだ。国鉄闘争の5本柱は我々の決意表明だ。
 最後に、批判勢力から現実の
運動をつくる勢力に転換していく。批判することは簡単だ。しかし現実に組織するのは大変なことだ。去年までの継続ではない。8・6も去年までと同じではいかない。皆さんの中に思いもよらない力がある。お互いに力を引き出しながら闘う。