全国労組交流センター第25回定期総会の総括

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0336号02/02)(2018/03/01)

★全国労組交流センター第25回定期総会の総括

改憲・戦争阻止の大運動を! 職場・地域に今一歩踏み出そう

飯田 英貴(全国労組交流センター事務局長)

 全国労働組合交流センターは第25回定期全国総会を開催し、改憲と戦争の時代に新しい飛躍に踏み出す重要な討議を行いました。
 なにより、労働運動を軸とした改憲阻止の大運動を起こすことです。総会では、あらためて「戦争に反対することは労働運動の特別の任務」だと確認しました。「この時のために労組交流センターを建設した。改憲と戦争を止めるために何でもやろう」と。動労千葉を先頭にした闘いは、資本・国家権力が国鉄分割・民営化を強行した後も30年、改憲に手をつけることができない力関係を形成しています。国鉄闘争の地平の上に改憲決戦を闘うことです。
 いまひとつは、改憲と一体の「働き方改革」との闘いです。合同・一般労組全国協議会を先頭に「5年で無期転換」を前にした非正規労働者の雇い止め攻撃を打ち破る闘いが始まっています。しかし、無期転換されたとしても待遇は変わらない「最低賃金レベル」の現実があります。これと立ち向かうことなしに非正規の現実は何も変わりません。動労千葉の闘いはこれを打ち破りつつあります。千葉鉄道サービスの労働者約200人の無期転換を闘い取ったうえで、大幅賃上げの闘いに打って出ようとしています。田中委員長は、この闘いは「新自由主義が崩壊している時代にどうすれば労働組合が力を取り戻すのかの努力だ」と言いました。私たちの闘いは非正規の救済ではなく、労働運動の力で非正規職を撤廃する闘いです。

職場の怒りと結びつく努力が始まる

 最大の闘いは、職場から労働組合を甦らせること、一番困難なこの闘いから逃げないこと、職場の怒りと深く結びつく必死の努力を開始することです。議案では「私たちもまた『自分たちは正しい』という範疇(はんちゅう)を越えない限り、労働者から深く支持され、その力を引き出すことができない」と提起しています。決戦を決戦たらしめるために求められているのは私たち労組交流センター自身の変革です。
 ある郵政の職場では、「これまで職場ビラをつくるときに仲間の意見を聞いたことがなかったが、それを変え、意見を聞いてビラを作った」という報告がありました。私たちの中にあらかじめ正しい路線や方針があるのではなく、労働者がその闘争の社会的な意味や正しさを確信したときにこそ大きな力を発揮するということが討論を通して深まったと思います。
 また、都労連の仲間からは「民営化した方が賃金が上がるのではないか」「民営化反対と言うのはやめてくれ」という意見が職場にあり、自信をもって職場に登場できていないという苦闘が語られました。課題となったのは本人の問題ではなく、仲間のことを自分自身として見ているかでした。あきらめを突破することこそ労働運動の闘いです。そのために一番大事なことは、職場で闘う本人自身が確信を持つことだと議論になりました。
 連合が崩壊を開始し、労働者の意識が変わり、昨日の敵が今日は味方になるような情勢だからこそ、私たちがこれまでより一歩前に踏み出すことが求められています。3・11フクシマ、3・17JRダイ改阻止の闘いへ。改憲・戦争と一体の非正規大量解雇を許さず、3・25改憲・戦争阻止大行進(日比谷野音)に総結集をお願いします。