尼崎事故13年弾劾 全国集会に150人が結集

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0338号04/01)(2018/05/01)

尼崎事故13年弾劾! 全国総決起集会に150人が結集!

 4月22日、13時から、兵庫県JR尼崎駅北口広場において、動労千葉と国鉄闘争全国運動・関西のよびかけによる「尼崎事故13年弾劾! 全国総決起集会」が開催された。
 集会には、動労総連合、関西で闘う仲間を先頭に全国から150名が結集した。
 主催者あいさつとして、動労千葉から大竹副委員長が「動労千葉は3月30~31日に千葉派出所の要員削減に反対し、ストライキに決起した。派出の要員削減は運転士すべてに関わる問題だ。要員削減の先には、全面外注化、分社化転籍が待っている。
 安全を軽視し、労働者をモノとしか見ていないJRを徹底弾劾しなければならない。『闘いなくして安全なし』。尼崎事故を二度と繰り返させないために本日の集会・デモをかちとろう」と力強く訴えた。
 基調報告では動労西日本の原田隆司近畿支部長が「戦争・改憲の先兵―JRを労働運動の力で打倒しよう」と訴えた。
 動労総連合からは、動労水戸、動労福島、動労総連合・新潟、動労北陸、動労西日本、動労総連合・九州が発言。また、全国金属機械・港合同昌一金属支部の木下委員長と関西で共に闘う各労組が決意表明を行った。
 集会後、尼崎事故の現場に向け「尼崎事故13年弾劾!第3の分割・民営化粉砕!外注化阻止!非正規職撤廃!動労総連合を全国につくろう!」のスローガンのもと、事故現地までのデモ行進を貫徹した。
 (日刊動労千葉から転載)

【集会の感想】

 闘いの報告と決意で私が大切だと思ったのは、高槻医療福祉労組の地域の患者の命を守るストライキ報告、日教組奈良市の解放教育つぶしを座り込み闘争も含めて粉砕した闘いです。
 私の感想ですが、初代国鉄総裁は、1962年三河島事故で乗客乗員160人が亡くなった時、遺族の家を一軒一軒訪ねて陳謝し、線香を上げました。しかし、尼崎事故当時のJR西日本の最高責任者である井手正敬は、遺族から逃げ回りました。安倍首相や麻生財務相などと一体で、監獄に入れるしかないと怒りが沸いてきました。
 尼崎事故から13か年弾劾闘争で、素晴らしい集会を、全国の仲間と勝ち取れて、素晴らしい一日でした。
 東 元(動労西日本近畿支部)

国鉄/JR,記事0338

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