オスプレイ配備反対の横田闘争 労働組合の登場を

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0341号07/01)(2018/08/01)

オスプレイ配備反対の横田闘争に決起!
階級的労働組合の登場がすべてを決める!

(写真 6・17オスプレイ反対横田集会)

山口 弘宣(東京労組交流センター代表))

オスプレイ配備は安倍政権の意志

 横田基地にオスプレイ5機が4月5日に飛来して以降、事実上の配備が始まっている。政府の「一時的な立ち寄り」という発表はまやかしなのだ。すでに、横田基地にはオスプレイが常駐し、訓練を実施している。6月4日に横田基地から嘉手納基地へオスプレイが移動中に奄美空港に緊急着陸し、7月2日には米軍所沢通信所に自治体に無通告で着陸している。
 7月15日に三多摩労組交流センターで「横田・基地被害をなくす会」の福本道夫さんと現地調査を行ったところ、オスプレイが駐機しているのを確認している。そして、基地内でのオスプレイ格納庫の建設が進んでいたのである。現在進行形で、正式配備の既成事実がつくられているのだ。
 朝鮮半島の情勢を見据え、米・トランプ政権は普天間基地にオスプレイ24機を配備しており、7月7日には岩国基地に無通告で搬入されている。横田基地を含めさらに配備を増やす気だ。  暗殺・殴り込み部隊の日本への配備は、朝鮮侵略戦争のためである。そして、機能を優先するあまり、安全性が無視された「空飛ぶ棺桶」と呼ばれる危険なオスプレイを、安倍政権は積極的に受け入れているのだ。
 首都・東京に存在する横田基地は、安倍政権と直結している。第2次安倍政権が発足した2012年以降、横田基地の米軍と自衛隊の共同使用も行われており、横田基地で本土唯一のパラシュート降下訓練が行われている。また、ジェット戦闘機の訓練が増加し、横田は輸送基地から訓練基地に変貌(へんぼう)して、朝鮮戦争への出撃基地化が進んでいる。

改憲阻止勢力の具体的な登場を

 三多摩労組交流センターは、オスプレイの横田基地飛来に抗議して、4月8日に飛行ルート直下の八王子で弾劾の街頭宣伝を行った。そして1900人が集まった6月17日の東京平和運動センター主催のオスプレイ反対集会で、日本機械労組を先頭に労働運動の力でオスプレイを阻止しようと訴え、オスプレイ配備反対闘争を開始している。
 米軍基地にはいつ墜落してもおかしくない老朽化した機体が多くある。人殺しのための機体は、労働者や兵士の命など大切にしない。日常のなかで「慣れ切った風景」だった横田基地が、オスプレイ配備によって「戦争」を我々に実感させている。多くの住民が、「基地被害」と「命の危機」に不安になり、広範な怒りが生まれているのだ。トランプや安倍が戦争準備を進めるたびに、反基地闘争は燃え上がる関係だ。
 だから沖縄をはじめ、全土で基地が強化され出している時、労働組合の存在と闘いが重要となる。資本と一体となった翼賛勢力の連合に、戦争を止める力はない。しかし、どんなに保守的でも「戦争が好き」な労働者はいない。戦後革命期の階級意識は労働現場に生き続けているのだ。
 われわれ全国労組交流センターが、広範な労働者の階級意識を束ね、大きく改憲阻止運動を形成していく勢力として登場するときだ。職場で資本と対決し、安倍政権を倒す改憲阻止勢力を登場させよう。