入管法改悪反対! 在日の街で差別・排外主義と闘う

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0347号09/01)(2019/02/01)

※改憲・戦争絶対止めよう川崎行動
入管法改悪反対! 在日の街で差別・排外主義と闘う

葛本 京子(三浦半島教労部会)

◎入管法改悪反対掲げ

 一昨年12月川崎で「日韓合意2周年弾劾」を掲げた反戦集会が開催され、1年後の昨年12月15日、合同労組かながわ、同川崎支部、婦人民主クラブ全国協議会の三者共催で「改憲・戦争絶対止めよう川崎集会&デモ」が開催されました。90人の参加で「入管法改悪反対、技能実習制度廃止、日本政府は責任をとれ」を掲げた行動となりました。

◎右翼の妨害はねのけ

 集会基調では、「入管法の改悪も徴用工問題での悪罵(あくば)も根っこは一つ。安倍の分断攻撃を乗り越え改憲・戦争を阻止し共に生きよう」と訴えました。
 この間、茅ヶ崎、横浜、横須賀など県内各地で軍隊慰安婦のドキュメント映画「沈黙」の上映会が取り組まれてきました。右翼の激しい妨害・嫌がらせがありました。横須賀では、多くの人たちが防衛・鑑賞に駆けつけ上映会は大成功でした。川崎集会も緊張の中、開催しました。

◎朝鮮学校から報告

 三つ報告がありました。
 一つ目は、長年、朝鮮人強制連行問題に取り組んできた元教育労働者の報告です。「日本の歴史教育は1941年からの太平洋戦争がほとんどで明治以降の侵略戦争には及んでいない。加害の歴史を認識しなければならない」と語り、日本政府が「徴用工」を「朝鮮半島出身労働者問題」に言い換えると閣議で決めたことをごまかしだと批判しました。「だからこそ過去の侵略の歴史、強制連行の事実について、歴史的に振り返らなければいけない」と呼びかけました。
 二つ目は、「朝鮮学校の過去・現在・未来」について、戦後の民族学校建設の苦闘に次ぐ歴史と、現在の朝鮮学校の子どもたちの様子や豊かな取り組みを朝鮮学校の先生が報告してくれました。2012年に安倍政権が登場して、朝鮮学校が高校無償化から除外され、地方自治体の補助金も廃止されたのです。神奈川県の黒岩知事は朝鮮学校切り捨て―差別の最先頭にたっています。絶対に許せません!  報告の中で、在特会らのヘイトスピーチも安倍の登場と一体であることが鮮明にされました。朝鮮半島の南北首脳会談以降の動きを「この流れを誰も押し戻すことはできない」と断言されたことが心に残ります。
 三つ目は沖縄民権の会の座覇光子さんの報告です。まず辺野古への土砂投入について「沖縄差別の元凶は安倍政権だから、自分がいる場所で安倍に抗議することが沖縄との連帯」という沖縄在住の友人の言葉を紹介してくれました。「辺野古から戦争が始まっていると弾劾し、沖縄の民権運動の先駆者である謝花昇のように国権に対して民権の立場で闘うこと、労働者階級が発する言葉は世界に通じること、そして世界の労働者が真に
人間らしく幸せになることをめざす」と決意を語りました。
 集会の最後に様々な現場からのアピールをうけ元気なデモに師走の街へと繰り出しました。
 今、全国どこの学校にも外国籍や外国につながる子どもたちが在籍しています。「差別はいけません」が通用するのは学校の中だけ、一歩外に出れば子どもたちは差別の嵐にさらされます。現実に起きている差別や排外主義に反対し闘うことは、改憲・戦争を止めること、なにより教育労働者の大切なミッションです。 (「教育労働者全国通信」第91号から抜粋)