動労千葉第49回定期大会の成功にむけたアピール

2019年10月25日

月刊『労働運動』34頁(0355号04/01)(2019/10/01)

動労千葉第49回定期大会の成功にむけたアピール

「ジョブローテーション」―第3の分割・民営化攻撃粉砕に全力で立ち向かう闘争体制を確立しよう!

動労千葉は、第49回定期大会を9月29日(日)~30日(月)DC会館において開催する。
本定期大会は、「ジョブローテーション―運転士・車掌廃止」攻撃粉砕、第3の分割・民営化攻撃―全面外注化・転籍強制阻止に向けた闘いの方針と闘争体制を確立するきわめて重要な大会となる。
同時に今秋は、安倍政権の改憲攻撃と全面的に対決する重大なときとなった。改憲攻撃と一体で「労働組合のない社会」に向けた攻撃が本格化している。関西生コン支部に対して戦後最大の刑事弾圧、もう一方でJR東日本での労組解体ー「社友会」の組織化が進められている。ここでの攻防に絶対に勝ち抜くことが、労働者と労働運動の未来を切り開く突破口になる。

●「ジョブローテーション」

8月30日JR東労組本部はジョブローテーション提案を裏切り妥結した。 現場からは「なぜ車掌や運転士の職名を廃止しなければならないのか」「生活設計がたてられない」と怒りと不安の声があがっている。
乗務員勤務制度改悪ージョブローテーション問題は、これからが本当の意味で決戦になる。すさまじい労働強化がのしかかるのはこれからだ。反合・運転保安闘争が絶対に必要になる情勢だ。社友会を粉砕し反対を貫く限り、こんな無茶苦茶な提案は成立しない。必ず打ち破ることができる。

●全面的な水平分業

会社は「ミライの車両サービス&エンジニアリング構創」なる文書を業務用タブレットに一方的に配信した。「現場に直結した業務」はグループ会社の仕事と全面的な水平分業を前提にした内容だ。AI化やロボット導入を掲げ、「作業から判断へ」「人手をかけないメンテナンス」などと打ち出している。しかし、現段階でロボット導入や完全自動化などなんの現実性もない。それをあえて持ち出したのは、「機械でもできる仕事だから、グループ会社がやればいい」と検修業務を軽んじ、全面的な外注化を進めるためなのだ。だからこそ外注化反対の声を職場からあげるときだ。全力でこの攻撃を打ち砕こう。

●内房・外房線のワンマン運転を許すな

会社は、来年3月以降、「線区・区間を限定せず3~6両(中編成)や7両以上(長編成)のワンマン運転拡大を提案した。読売新聞は、「内房線、外房線はワンマン化の可能性がある」と報道している状況だ。これ以上の地方切り捨てを許してはならない。また、事故や故障、災害等が発生した場合、運転士1人で対応するしかないなど、安全の切り捨てにもつながる重大問題をはらんでいる。 内房線・外房線を守る会など地域と一体となった取り組みを強化しよう。

●エルダー、CTSでの闘い

9月13日、エルダー協議会によるCTS本社団交を行った。休憩室や備品等の配備などで一定の前進が勝ち取られている。今後も要求を続ける。仕業・構内、検修上回りでの要員確保が今後の課題だ。
CTS本社は、動労千葉を無視して時給の引き上げを通知した。10月から最低賃金が28円引き上げられる。更なる引き上げ獲得に向けて全力を上げる。

●1047名解雇撤回!

千葉県労委の審理拒否・棄却決定に対して徹底弾劾し、中労委での再審査を申し立てた。怒りをもって新たな闘いに打って出よう。改憲と戦争への激しい攻撃の中で国鉄闘争の取り組みを強化しよう。

●一丸となって組織拡大を!

最大の課題は、動労千葉の未来をかけて支部―本部が一丸となって、「すべてを組織拡大の観点から」「職場闘争なくして組織拡大なし」の立場にたちきり、組織拡大の実現に向けて全力をあげることだ。全組合員の力で第49回定期大会の大成功を勝ち取ろう。 (日刊動労千葉より抜粋)