動労千葉旗開き 歴史的決戦の年に、国鉄闘争の5本柱を提起

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0335号03/01)(2018/02/01)

動労千葉旗開き 歴史的決戦の年に、国鉄闘争の5本柱を提起!

 動労千葉は1月6日、午後1時からDC会館で団結旗開きを開催した。
 冒頭、昨年4月に逝去された水野顧問、昨年末に急逝した中江顧問に対し全員で黙祷を捧げた。大竹副委員長の開会あいさつ、昨年の本部執行委員に就任した関和幸君の司会で進められ、田中委員長から新年の挨拶が行われた。
 来賓挨拶に、三里塚反対同盟から萩原富夫さんが「農地を守る闘いと、機能強化案粉砕の闘いを貫きながら、安倍政権による戦争・改憲を阻止する闘いの一翼を担う」と決意を表明した。動労千葉弁護団の葉山弁護士が「強制出向無効確認訴訟の東京地裁の反動判決粉砕と、1047名解雇撤回の新たな労働委員会闘争を軸に、弁護団は徹底して闘う」と訴えた。家族会の山田会長と田中委員長による鏡開きの後、OB会の永田会長の音頭で乾杯!
 続いて、情報労連千葉県協議会・鈴木議長、新社会党千葉県本部・鳰川書記長、支援する会・山本事務局長のあいさつに続いて、家族会・山田会長が「今年はワンステージアップし、ワンダフルな闘いを」と訴えた。
 第2部では、北嶋副委員長の司会で進められた。動労総連合から動労水戸、動労連帯高崎、動労神奈川、動労東京が決意を語った。続いて鈴木コンクリート分会・吉本書記長、ス労自主・山川書記長、婦民全国協、星野全国再審連絡会議の星野暁子さん、都政を革新する会、全国水平同盟、ちば合同労組、ユニオン習志野、全学連などから熱い連帯のアピールが続いた。
 これに応え、動労千葉争議団、動労千葉の各支部と青年部の代表がそれぞれに組織拡大の決意を語った。最後に本部を代表して川崎書記長が「貨物とCTSを軸とした18春闘に立ち、動労千葉―動労総連合の組織拡大を」と熱く訴えた。ビンゴ大会の後、インターナショナルを合唱、団結ガンバローで終了した。
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田中委員長の新年の挨拶(要旨)

 安倍政権は戦争の危機をあおりたて、改憲に向けた具体的な政治過程を強引に進めようとしてる。「戦争だけは二度としてはならない」が戦後日本労働運動の原点であり、「改憲阻止」は最大の攻防点だった。その中心に国鉄闘争が闘われた。
 安倍政権は、通常国会に「働き方改革関連8法案」を提出し、「正社員ゼロ(総非正規職化)、解雇自由」社会をつくろうとしている。
 昨年の11月集会での「改憲阻止!1万人大行進」は新たな挑戦だった。動労千葉は小さな力だが、われわれ自身の改憲・戦争阻止闘争を何としてもつくりあげたい。それと一体で、労働法制改悪阻止の闘いを全国に呼びかけたい。
 ローカル線切り捨ての3月ダイ改と対決し、地域で運動をつくり出そう。組合員の希望に沿ったエルダー職場の確保を闘いとろう。無期転換されても最低賃金という現実を打ち破るためにCTS春闘を全力で闘おう。国鉄1047名闘争をめぐっては「JRは団交に応じ解雇を撤回せよ」という労働委員会闘争に新たに踏み出す。福島切り捨ての最先頭に立つJRが強行している常磐線全線開通の攻撃と全力で対決する。