核戦争阻止! 広島ビジョン弾劾! 7・17自治体労働者デモ
(写真は4月30日に行われた自治体労働者集会)
核と戦争の岸田政権にヒロシマの怒りの声を
ウクライナのゼレンスキー大統領が参加し、F16戦闘機の供与と大規模な反転攻勢の宣言の場になったG7広島サミット。そして、岸田首相が主導した「広島ビジョン」では、G7の核保有の正当化を表明しました。英国に続き、米国も劣化ウラン弾のウクライナへの供与を検討し始めています。
そしてG7サミットは、核と戦争をなくすことを訴えてきた被爆者をはじめとするヒロシマの闘いを圧殺することを狙ったものでした。被爆地・広島を利用し、核兵器と戦争を正当化し、世界戦争・核戦争を推進するための会議だったのです。
私たちはこのG7サミットの粉砕を訴え、7回のデモを行い、全世界に反戦・反核の闘いが報道されました。そしてサミットの最中に発表された「広島ビジョン」には、被爆者をはじめ広島市民の怒りの声が巻き起こったのです。さらに、デモの先頭で闘う学生たちには一方的で不当な逮捕・拘束が行われましたが、逮捕された学生の支援に多くの広島市民がともに声を上げ、全員が不起訴で奪還されました。
自治体労働者は反戦闘争の先頭に立とう!
また、被爆地・広島では、『平和ノート』から『はだしのゲン』の削除が行われています。これは「広島ビジョン」を先取りし、核廃絶ではなく、政府の考えである核抑止について子どもに教えるという大転換の攻撃です。
さらに被爆地・広島の労働運動を変質させる攻撃がかけられています。今年の自治労広島市労働組合の定期大会では、「反核・脱原発」「非正規職の組織化」のスローガンが下ろされました。組合員の反対の声に耳を傾けることなく強行したのです。さらにこの方針に絶対反対を貫いた執行委員や組合員への排除の動きが強められています。
これらは現在の連合本部の動きそのものです。連合は、核抑止を正当化した「広島ビジョン」を「評価する」とした事務局長談話を発表しました。連合芳野会長は、政府の「GX(グリーントランスフォーメーション)実行会議」に参加し、脱炭素転換と称して原発推進に突き進んでいます。政府と一体化した連合本部は、被爆地・広島の反戦・反核運動、労働運動を抑圧しようとしています。
自治体労働者はいまこそ職場から戦争協力拒否で闘おう。そして、今夏ヒロシマに結集しよう。岸田が参加して「広島ビジョン」を賛美する祈念式典など許してはなりません。沖縄では、6月23日の戦没者追悼式で岸田首相に「沖縄を戦場にするな」の怒りの声が叩きつけられました。ヒロシマ・ナガサキの被爆者の怒りとともに声をあげましょう。
◇核戦争阻止! 広島ビジョン弾劾! 自治体労働者は戦争協力を拒否しよう! 7・17自治体労働者総決起集会&デモ
日時:7月17日(月)14時開会(13時30分開場)
*集会後、広島市内をデモ行進
会場:広島県立総合体育館大会議室(広島市中区基町4-1)
共催:8・6ヒロシマ大行動実行委員会/全国労働組合交流センター自治体労働者部会