イスラエルによるパレスチナ人民大虐殺を許すな! 10・21国際反戦デーデモへ!

2023年10月15日

(写真は10月14日に行われた高円寺反戦デモ。洞口杉並区議を先頭に「ガザの人々を殺すな!」と訴えた)

10月7日早朝、ハマス(ムスリム抵抗運動)によるイスラエルへの大規模攻撃が敢行されました。ガザ地区内から「20分で5000発」(ハマス声明)のミサイル攻撃に加え、陸海空から1500~2000人規模の戦闘員が大量に越境し、イスラム領内における奇襲攻撃が行われたのです。イスラエル側に一日で死者900人以上を出す前例のない規模の戦闘です。イスラエルも報復としてガザ地区に史上最大規模の空爆を開始し、12日時点で双方に2400人以上の死者が出る事態となっています。さらにイスラエル・ネタニヤフ政権は30万人の予備役の招集、戦時内閣を発足して地上戦を準備しています。「ハマスを地球上から消し去る」「ガザが以前のように戻ることは決してない」というように、始まろうとしていることは無差別大量虐殺です。イスラエルはすでにガザ地区の完全封鎖を強行し、230万人のパレスチナ人民の命を奪おうとしています。

「天上のない監獄」と言われるガザ地区は、2007年6月以降封鎖が続けられてきました。「水、電気、食糧が十分に供給されず2020年には人が住めなくなる」(2012年国連報告)と言われ、失業率は47%(若者に限れば64%)、65%以上が貧困ライン以下での生活を強制されてきたのです。さらに、昨年末に極右・ネタニヤフ政権が発足し、今年に入ってガザ地区に対する空爆が繰り返されてきました。今回のハマスの蜂起は、イスラエルによるガザ地区・パレスチナ人民への極限的抑圧に対するパレスチナ人民の積もりに積もった怒りの爆発です。

イスラエルと米欧日帝国主義によるパレスチナ人民虐殺を絶対に許してはなりません。中東支配崩壊の危機に立つ米バイデンはイスラエルの報復攻撃を全面支持し、最新鋭核空母「ジェラルド・フォード」を中心とした空母打撃群を地中海に派遣し、軍事支援の強化をただちに発表しました。松野官房長官もハマスの攻撃を「テロ攻撃」と規定し、「罪もない一般市民を標的にする残虐な無差別攻撃」「断固として非難する」として米欧帝国主義との協調を表明しています。しかし、イスラエルの暴虐極まる侵略を支持し、擁護し、黙認してきた帝国主義者に「10・7蜂起」を非難する資格など一片もありません。

すでにニューヨークやロンドン、パリで数千人のパレスチナ連帯のデモが巻き起こり、イスラエル支持派や警察隊との激しい衝突が始まっています。10・21をはじめとした10月~11月反戦闘争をウクライナ反戦・中国侵略戦争阻止とともにパレスチナ侵略戦争反対をひとつのものとして闘うことが重要です。東京・新宿をはじめ、全国で10・21国際反戦デーを闘い、11・19労働者集会(日比谷野音)に結集しよう。

<10・21国際反戦デーデモ>

新宿

午後3時リレーアピール、午後4時デモ出発
新宿東口駅前広場(アルタ前)
主催 改憲・戦争阻止!大行進東京

■広島

午後4時 原爆ドーム前集合、午後4時30分 岸田事務所に向かってデモ
主催 8・6ヒロシマ大行動実行委員会

■大阪

午後6時 豊崎西公園集合
主催 改憲・戦争阻止!大行進関西

■福岡

正午 天神・警固公園集合→デモ
午後2時 福岡市中央児童会館「あいくる」7階多目的ルームで集会
主催 10・21国際反戦デー行動実行委員会