10・4広島国鉄集会報告

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0296号04/08)(2014/11/01)

10・4広島国鉄集会報告

動労西日本の拠点を広島につくる!

10・4広島国鉄集会報告

 動労千葉を支援する会・広島、動労西日本、広島連帯ユニオンが主催し、10月4日、広島市西区民文化センターで「国鉄1047名解雇撤回! 許すな外注化・非正規化! 戦争と民営化に反対する闘う労働組合をつくろう! 広島国鉄闘争集会」が開催されました。それぞれの主催団体の労組交流センターに集う労働者が、集会全体を担いきり、県内から60人を超える労組活動家、闘う仲間が結集し、さらなる組織拡大で11月労働者集会への大結集を誓いました。
 主催を代表してあいさつに立った広島連帯ユニオン鈴木範雄委員長は、「冒頭の9・11郡山闘争DVDでもはっきりしたが、闘う労働者の表情はみな生き生きし明るい」ということが、まさに示される明るさと活気あふれる発言の連続した集会でした。
 青年がけん引したことも特筆すべきです。司会は自治体青年労働者が担い、現場からの報告も、連帯ユニオン草津病院支部を先頭に、現場の労働者と結びついて力強く進む職場闘争の報告を次々と青年が行い、さらに11月韓国闘争への決起のためのカンパアピールを連帯ユニオン青年部労働者が熱烈に訴えました。また、8・6ヒロシマの闘いをともにした韓国・大邱の城西(ソンソ)工団労働組合のイムボンナム委員長からの国際連帯メッセージも在日三世の青年労働者が読み上げました。「新自由主義が国境で労働者階級を引き離している。私たちはこの障壁を取り壊さなければならない」、この青年労働者自身による秀逸な翻訳に全体が感動しました。
 実行委員会形式で準備の討議を重ねてきたことが、集会の成功を確実なものとしました。とりわけ、動労西日本大江委員長が担当した基調提起は、「動労総連合を全国に」の方針をあらためて大胆に打ち出し、「動労西日本の一大拠点を広島につくり出す」という果敢な実践を訴えるものへと練り上げていくことができました。そうした討議を踏まえ、動労西日本岡崎昭夫組合員も組織拡大の決意を固め、「職場でもう一人の労働者を獲得しなければならない」と集会で発言したように、全体が国鉄闘争を基軸に組織拡大で11月集会の成功を実現させようと、燃え上がりながら集会に向かいました。
 労組交流センターの存在が決定的であることも突き出されました。11月集会に向かいつつ、10・19国際反戦デー広島行動も交流センターが主催し、総決起で闘い抜く決意を固めています。
 (広島県労組交流センター)

国鉄/JR,記事0296

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