ついに動労水戸支援共闘を結成!

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0301号03/01)(2015/04/01)

ついに動労水戸支援共闘を結成!

会員加入を熱烈に訴えます!
小玉 忠憲(動労水戸支援共闘呼びかけ人代表)

結成集会に580人が参加

 年初から訴えてきた『被曝労働拒否をたたかう動労水戸支援共闘』の結成集会が、3月15日に580名を結集して大成功を勝ちとりました。共に呼びかけ人になられた多くの人士、労働組合、関係者の御協力・御支援に心から感謝申し上げます。
 安倍政権による戦争への道と真っ向から対決し、全国10か所で勝ちとられた「2・15国鉄集会」の地平と、1100名を結集した「3・11福島行動」、そして全面外注化・安全崩壊・地方切り捨ての「3月ダイ改」を粉砕する、動労総連合の波状的ストライキの渦中で勝ちとられた『支援共闘』の誕生は、歴史を画する意義があると考えます。
 福島から山形に避難している女性労働者の司会で始まった集会は、〈第一部〉の冒頭で動労水戸のDVD上映から始まり、私は「政治和解」を拒否した4人の国労原告団が先頭に立つ決意と、この闘いは①安倍政権と新自由主義を根本から覆すものであり、②全労働者人民の道しるべであること、③今こそ動労総連合を全国につくろう!の三点を訴えました。そして「第2の分割・民営化粉砕」を宣言して、13日から第一波ストライキに突入した動労千葉・田中委員長からの報告と訴え、福島現地からは佐藤幸子さん(福島診療所建設委員会)・杉井吉彦さん(ふくしま共同診療所医師)・橋本光一さん(国労郡工支部)の3氏から共に闘う決意が述べられました。
 30人近い動労水戸の組合員・家族が登壇すると、会場はウオー!という割れんばかりの拍手と感動の渦です。石井真一委員長は、相次ぐ強制的帰還・被曝攻撃に触れて「死んでしまえといわれているようで本当に悔しい」「安倍政権の打倒なくして問題は解決しない」「ともに闘いましょう」と挨拶するや拍手の嵐です。司会の動労水戸執行委員・池田さんが家族や各支部組合員と書記を紹介し、訴訟代理人の葉山岳夫さん、松田生朗さんも決意表明。最高潮に達したところで、3・11福島行動実行委の椎名千恵子さんが「3・11で労働者階級の存在を実感、闘う労組を創り出すことが核心だ」と会場カンパを訴えると、なんと32万円以上が提供されました。
 〈第二部〉では、2月下旬結成の動労神奈川・青年組合員が「結成して3月雇い止めを粉砕した」と報告するや会場が大興奮状態に。星野文男さん(国労新潟県支部執行委員)が「新潟も続く」と宣言。青森・南部バス労組と四国・愛媛県職労のメッセージ紹介後、元原発下請労働者の齋藤征二さんが「原発の再稼働などもってのほか」「国と社会を変えることが労働組合の使命だ」と提起され、八尾北医療センター労組の藤木良枝委員長は、「同センターでも甲状腺エコー検査体制を整え、ともに闘い抜く」と力強い連帯の挨拶。これを受けた動労水戸・辻川慎一副委員長は「ストは、私達の労働は資本家のものではなく社会のものであることを示した。住民に被曝を強制するJRと闘うことは正義だ。根底的に支持されている。すべての労働者が階級性を取り戻すことが支援共闘結成の目的だ」と結成集会の核心を力説しました。国労小倉地区闘争団・羽廣憲さんによる支援共闘結成宣言と行動方針提起は、全体の圧倒的な拍手で確認されました。
 大交流会も盛り上がり「これまで各地の集会は暗い感じが多かったが、今回は明るく元気が出てすごくよかったよ」という齋藤征二さんの感想が全てを語っています。
 みなさん! 「支援共闘」の会員に加入して共に闘おう!

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「被曝労働拒否をたたかう動労水戸支援共闘」要項

本会は、国鉄水戸動力車労働組合(動労水戸)の外注化阻止と被曝労働拒否のたたかいを支援し、たたかう労働組合をあらゆる職場に組織していくことを目指します。

①月500円(個人)、1000円(団体)を一口として、1千口の基金賛同を目指します。
②被曝労働とたたかう拠点であるいわき事務所を維持します。
③通信を発行し、動労水戸のたたかいを宣伝し、支援を広げます。
④JRの青年労働者を組織し、福島県内の労働者・労働組合とともにたたかいます。
⑤原発廃炉へたたかいます。

 (動労水戸支援共闘の入会案内を転載)