■ひめじょおん――女性部から沖縄全島ゼネスト情勢つくる!

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0303号11/01)(2015/06/01)

■ひめじょおん――女性部から

沖縄全島ゼネスト情勢つくる!

中西美代子(神奈川労組交流センター)

 5・15沖縄闘争に、全島ゼネスト情勢を作り上げる一翼を担う一人として参加しました。
 1956年の島ぐるみ闘争は那覇高校グランドに15万人が結集しました。1995年の少女暴行事件では8万5千の怒りの爆発があり、2010年の辺野古基地反対闘争に9万人の結集です。2012年のオスプレイ配備反対・辺野古移設反対には10万1千の結集でした。2015年の闘いはさらなる勝利、全島ゼネストを切り開く闘いです。
 5・15闘争は、まず辺野古と大浦湾に行き、2015年2~3月の激闘を体感しました。5・15行進団と私達との合流を恐れて、総括集会もせず解散する既成指導部にはあきれてしまいました。ゼネスト指導部の建設が待ったなしです。
 安倍政権は、危機に駆られて既成事実を積み上げています。許せないことにブイは大浦湾の砂浜の近くまで来ています。
 5月16日は、①国際通りのデモに参加。右翼の街宣車のつまらない妨害を蹴散らし、県民の注目を浴び合流を勝ち取る。②IJBS支援共闘第2回総会に参加。動労総連合を先頭に若者が中心となり集会を運営し、何より主体が元気に新自由主義「沖縄振興策」と闘い抜いています。③「復帰」43年集会に参加。現在の到達した地平が「新自由主義と闘う沖縄闘争論」として提起されました。

中身の濃い一日を勝ち取る。

 5月17日は、県民大会3万5千の大結集に合流です。
 「辺野古新基地建設は不可能」という確信を持ちました。沖縄戦から70年、米軍支配27年、「復帰」から43年、沖縄の基地負担は相変わらず74%。安倍政権の「普天間の危険除去の唯一の解決策は辺野古」に、怒りは頂点です。
 5月18日はIJBSの門前闘争に参加しました。全国から赤旗をなびかせ、勝利の報告が次々と行われました。とりわけ関西から橋下打倒の報告がされました。IJBS労働者は笑顔で手を振り、車のドアーを開けてビラをもらって工場の中へ入っていく。解雇当該の仲宗根君と組合の闘いで工場の中はかなり変化が起きている様です。
 「復帰」43年沖縄集会の基調は、①「構造的差別論」にたいし、「新自由主義と闘う沖縄闘争論」を鮮明に打ち出しました。つまり団結破壊と非妥協的に闘うということです。②沖縄の戦後史を労働者の階級的視点で捉え返すことに挑戦。③新自由主義との闘いを実践した職場闘争と団結の闘い。この3点こそが、労働者を勝利に導く路線です。
 1995年の闘いから20年、沖縄闘争は日米安保に勝利し続けています。沖縄で新基地建設を阻止していることは、アジアにおける戦争を阻止し、4月ゼネストを闘った韓国の労働者と団結を拡大しています。
 私たちの闘いは世界と繋がっているのです。「動労総連合を全国に」の方針のもと、青年学生を先頭に全国に闘う労働組合を、拠点をつくりあげましょう。