地平線 10・9三里塚闘争 絶対反対で闘うから連帯生まれ、元気になる

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0320号16/01 )(2016/11/01)

地平線
10・9三里塚闘争ー反対同盟は元気で明るい!絶対反対で闘うから連帯が生まれ、元気になる!

松原 康隆(千葉労組交流センター)

 10・9三里塚全国総決起集会に参加しました。現在、市東さんの畑を巡る農地法の裁判では最高裁判決がいつ出されてもおかしくない状況で、強制収用をかけてくることも考えられます。9月27日に第三滑走路計画が発表され、成田空港騒音対策地域連絡協議会への説明を始めに、関係する地域での住民説明会が立て続けに開かれようとしています。
 このような攻撃がかけられている中で、労働者の自分が三里塚の闘いにどれだけ共感できるのか確認しようと現地集会に参加しました。会場となった萩原さんの「清水の畑」に到着すると、土は大粒の雨でぬかるみで、演壇前に敷かれたブルーシートにも水溜りができて、靴は泥だらけになりました。
 午前中は前段集会で、正午から本集会が始まりました。反対同盟挨拶の北原事務局長のメッセージ代読に続き、萩原富夫さんが基調報告をしました。「最高裁に向けた署名運動を展開し、7・3三里塚50周年東京集会の成功をかちとった。第三滑走路の計画発表から、協議会への説明、連続的な周辺住民説明会開催という攻撃が始まっている。しかし、住民からは地域破壊・生活破壊・住民無視の計画への不安と怒りの声が上がっている。弾劾の宣伝活動を行い、住民の決起を呼びかけ共に闘おう」と提起されました。攻撃に対して怒っているが、同時に悲壮な決意が語られた感じもするのですが、実は元気で明るいのです。市東孝雄さんも、新しい反対同盟のTシャツを着て、「最高裁判決がどうあろうと闘い続ける」と元気に決意表明しました。沖縄の辺野古新基地建設・高江ヘリパッド建設、福島原発事故後の帰還強制、TPP批准、南スーダンPKO武力行使、戦争法、ヘイトスピーチ・相模原「障害者」虐殺など、様々な団体から弾劾の発言がありました。どの発言も力強いです。
 三里塚の闘いの歴史は、権力が条件派を取り込み、絶対反対派は孤立・排除されてきた歴史でもありました。50年を経た今、根拠のない航空需要増大予測をもとに空港会社はその生き残りをかけて第三滑走路計画をつくり、騒音被害の範囲を一気に周辺住民へ広げる、50年前と変わらない強権的なやり方を再び繰り返しています。でもこれは、権力と資本が行ってきた支配構造が危機に立たされていることを意味しています。
 他方で、絶対反対派は闘いを継続し、新たな仲間が集まって発言しています。絶対反対で闘い続けるからこそ、闘う者たちの連帯が生まれて互いに元気になるのだと、集会の最後に思いました。資本と権力が人民をまるごと犠牲にして生き残るというなら、人民は絶対反対で丸ごと連帯して闘う。時代はそこまで来ているのではないでしょうか。
 三里塚反対同盟に連帯する労働者は、韓国民主労総と連帯して動労千葉など4団体が呼びかける11月6日の全国労働者総決起集会に結集しよう!