ひめじょおん―女性部から闘うたびに元気がもらえる訪韓闘争

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0333号11/01)(2017/12/01)

ひめじょおん―女性部から
闘うたびに元気がもらえる訪韓闘争

(写真 チョンテイル烈士像前で仲間と共に)

村山 裕子(高槻医療福祉労働組合委員長)

 昨年、高槻医療福祉労働組合は冬季一時金闘争で、12月22日に執行委員、組合員5名の終日の指名ストライキを闘いました。それは、動労千葉訪韓団の一員として組合員3人が訪韓し、韓国民主労総の闘いをともに闘い抜く中で、ストライキの重要性を実感したからです。韓国の労働者はロウソク革命でパククネ政権を打倒しましたが、民主労総のたたかいがすべてのたたかいをけん引したと思っています。闘争報告や、ビラの中で、労働組合が世界の情勢をけん引している時代がついにやってきたことを高槻医療福祉労働組合の組合員に知ってもらえる一端のストライキになりました。
 今年の訪韓は朝鮮侵略戦争が切迫する情勢下で緊張しながらの参加でした。高槻医療福祉労組からは私一人の訪韓でした。
 職場から戦争を止めるたたかいを本当に作り出していく必要性を韓国民主労総のたたかいを見るたび強く感じています。動労千葉訪韓団としての訪韓は、民主労総の大歓迎の中に、動労千葉と動労千葉訪韓団への民主労総の信頼がとても強いことを毎回感じます。動労千葉が民主労総とともに団結していく存在としてあることが今年も実感できました。全世界の労働者は団結せよ!です。
 わたしの組合では、組合員を集会に参加させることがとても大変です。労組の執行委員長として組合員が動労千葉や民主労総のたたかい、世界の労働者の団結を見れば、自分の職場の閉塞状況をどうやって打開していくことができるかが、わかってもらえるときが必ずくると思って日々苦闘しています。労働者は必ずたちあがります。職場では今、2017年冬季一時金闘争の真っ只中です。執行部は闘う方針、ストライキを含むあらゆる闘いの方針をもって職場討論を開始しています。職場の問題の中に経営とのたたかいの中に、戦争を阻止するたたかいの萌芽があることを確認しながら日々の活動を闘い抜いていきます。
 韓国でのたたかい、11月11日汝矣島での前夜祭の集会でのクレーン車の行進や、翌日の集会に民主労総が組合旗を先頭に各労組が大挙してやってくる。デモも道路を占拠して15列のデモ行進。動労千葉訪韓団も組合旗をなびかせ、とても気持ちのいいデモ行進をやりぬきました。この感動を来年のたたかい、11月労働者集会から訪韓闘争に高槻医療福祉労組からの大決起を何としても作り出していきたいです。執行部だけが闘うのではなく、職場の労働者の紐帯と団結でたたかう労働組合を甦らせ、2018年安倍政権の改憲攻撃、安倍・トランプの戦争策動を阻止する労組、地域拠点となる労組を目指して闘い抜きます。