★改憲と労組破壊許さず11月集会の成功へ 全国運動7・1全国集会に1500人結集

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0341号03/01)(2018/08/01)

★改憲と労組破壊許さず11月集会の成功へ!
国鉄闘争全国運動7・1全国集会に1500人が結集!

国鉄闘争全国運動が7・1全国集会を開催

 7月1日、東京・江戸川区総合文化センター大ホールに全国から1500人が結集し、国鉄闘争全国運動の全国集会がかちとられた。
 6月29日、安倍政権は「働き方改革」法案の成立を強行した。それは、長時間労働問題のみならず、労働者の団結と権利、労働基本権を根本から打ち砕く、「戦後70年の歴史の中で最大の転換」攻撃だ。7・1集会は改憲阻止の先頭に国鉄闘争の旗を掲げ、そして労働法制の大改悪と立ち向かう集会として勝ち取られた。
 集会は、国鉄闘争全国運動の呼びかけ人の伊藤晃さんの主催者あいさつで始まった。来賓として三里塚反対同盟の伊藤信晴さんと北原健一さんが登壇し発言した。
動労千葉から田中康宏委員長、関西生コン支部の武谷新吾書記次長の発言に続いて、今年2月に組合員98人の復職を勝ち取った韓国鉄道労組のパクソンス・ソウル地方本部長とイヒョゴン組織局長が登壇し、闘いの報告を行った。
 1047名解雇撤回へ新たな闘いとして始まった労働委員会闘争の勝利に向けて、動労千葉顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士ら労働委員会闘争弁護団、動労千葉争議団の中村仁さん、動労総連合1047名協議会を代表して小玉忠憲さん、北海道から河野晃興さん(全国運動の呼びかけ人)が発言した。
 続いて、乗務員勤務制度改悪阻止―第3の分割・民営化攻撃に対して、川崎昌浩書記長は、動労千葉は組織の総力をあげてストライキに起ちあがることを宣言し、佐藤正和貨物協議会議長、動労水戸石井真一委員長、動労総連合が決意を述べた。
 カンパアピール、休憩をはさんで、改憲阻止大行進の発展に向けて、根津公子さんら教育労働者、愛媛県職労・宇都宮委員長ら自治体労働者、合同一般労組全国協議会が登壇し、職場からの改憲阻止に向けた闘いの決意を語った。また沖縄の宮城盛光さんのメッセージが読み上げられた。全学連が改憲阻止の先頭に立つと決意を語った。
 閉会のあいさつを中村吉政港合同委員長が行い、最後にインターナショナルを合唱し、団結ガンバローで集会は大成功をかちとった。
*集会には、ノンフィクション作家の野本三吉氏、星野文昭氏(徳島刑務所在監)、中国鉄道労働者連合会から連帯のメッセージが寄せられた。
 (日刊動労千葉から転載)

労働委員会闘争を労働運動として取り組もう!

●伊藤晃(国鉄闘争全国運動呼びかけ人)
 いま支配集団は労働運動によって封じられてきた野望を実現しようと「働き方改革」と称
して労働者の生活・権利・団結を破壊しようとしている。明らかに改憲の一環です。われわれの反改憲闘争はここまで視野を広げなければならない。
 「働き方改革」は、全社会に労働運動再建の無数のきっかけ与えています。「働き方改革」は憲法27条、28条改悪の先取りですが、その「働き方改革」がまたあらゆる企業・職場で実質的に先取りされている。JRで進む乗務員勤務制度の改悪もそうです。
 これに対して私たちは多くの闘いを進めている。すべての現場でこの法を押し返す闘争に入ろう。これを機に労働者は改憲反対の主力として力を再結集ことができると私は信じます。

●葉山岳夫(国鉄闘争全国運動呼びかけ人/動労千葉顧問弁護団長)
 5月28日、千葉県労働委員会に不当労働行為救済申立書を提出しました。最高裁決定で採用候補者名簿への不採用基準の策定と適用が組合差別の不当労働行為だと確定しました。
 この不採用基準は1987年2月2日、葛西敬之職員局次長、井手正敬総裁室長、斎藤英四郎・設立委員会委員長が談合して取り決め、葛西が当時の部下で現JR東の社長の深沢祐二らに指示し、動労千葉組合員らを採用候補者名簿から削除しました。
 この基準は2月12日、設立委員会全体の会合の場で決議された。国鉄当局のみならず設立委員全体が不当労働行為の下手人になったわけです。
 国鉄改革法23条5項には設立委員が採用について行った行為は、承継法人すなわちJR東日本の行為とすると明記しています。まさにJR東日本は、採用について直接の法的責任を負っている。
 JR東日本は、動労総連合からの団交要求に対して当事者でないと拒否していますがとんでもない不当労働行為です。不採用にしたことがJRの不当労働行為です。したがってこれは無効です。
 JR東日本は必死に抵抗してくる。この労働委員会闘争を労働運動として闘い勝利しましょう。

●河野晃興(国鉄闘争全国運動呼びかけ人/自交総連SKさくら交通労組委員長)
 私たちにとって解雇撤回闘争は運動の生命線です。新たな労働委員会闘争に本当に励まされています。
 自交総連SKさくら交通労働組合は6月5日、正社員3名の24時間ストを闘いました。職場では7割を占める非正規社員のために正社員がストをやるのかと衝撃をもって受け止められました。
 全国運動・北海道は署名運動を開始しています。今こそ動労総連合・北海道を建設する時だと思います。

●根津公子(「日の丸・君が代」不起立被処分者/国鉄闘争全国運動呼びかけ人)
 戦争に突っ走る教育を安倍内閣がやっていますから、私たち教員・元教員はしっかり向き合って闘っていかなければと思っています。
 今年から道徳が教科化され、2年前からオリンピック・パラリンピックで国家主義・愛国主義の刷り込みが週2時間も行われている。皆さんも、保護者・市民として学校に声を届けて下さい。私も退職した教員の一人として戦争に通じる教育をさせないためにがんばりたい。

●宇都宮理(愛媛県職員労働組合委員長/国鉄闘争全国運動呼びかけ人)
 72年前、多くの自治体に労働組合が結成されました。憲法が公布された時期です。自治体労
働者も平和な行政・福祉をする決意で72年間やってきました。
9条明文改憲は到底認めることはできません。国会発議・国民投票は、それ自体が労働組合に対する攻撃になります。
 愛媛でも多くの労働者、県民と団結して明文改憲を許さない取り組みをがんばっていきたい。愛媛には伊方原発があります。毎週の金曜行動、一週も欠かさず仲間が引き継いでいます。廃炉までがんばります。

(写真 1047名解雇撤回までJRと闘う決意を表明する中村仁さん)

●中村 仁(動労千葉争議団)
 私たちは不当に差別されて採用されなかったけれど支援してくれる全国の仲間と会えて、労働運動のことも、人間と人間の関係のことも話ができた。全国の人たちが職場で苦闘し「動労千葉ががんばっているから一緒に」と言ってくれる。すごくありがたいと思っています。だからやっぱり解雇撤回をかちとらないといけないと思います。
 中曽根の野望を安倍が貫徹しようとしている。われわれが絶対反対で闘おう。

●小玉忠憲(動労総連合1047協議会代表)
 国鉄分割・民営化から31年になりました。なぜ私がJR不採用なのか。上司、課長、局長、誰に聞いても「分かりません」。
これで解雇、ふざけるな! この過程がついに明らかになった。JRに責任があることが確
定した。
 最高裁決定に従わない会社がJR。団体交渉にも応じない。
実力闘争しかない。民主労総のようにゼネストのできる労働組合をつくろう。
 6月17日に秋田で40人の総決起集会を開催しました。30年間、秋田支社の敷地に入ることができませんでした。しかし、20人で敷地内に入って「判決に従わないお前たちが不当だ。新たな不当労働行為をやめろ」と堂々と申入書を読み上げました。

(写真 韓国鉄道労組のパクソンス・ソウル地方本部長の挨拶)