メーデーで示された闘いの歴史を守ろう、花輪不二男、吉本伸幸

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0349号02/02)(2019/04/01)

5・1メーデーで示された労働者の闘いの歴史を守ろう!

花輪 不二男さん(国鉄闘争全国運動呼びかけ人 鈴コン共闘会議呼びかけ人)

 安倍政権は、「働き方改革」とか言いながら労働者の組織化を妨害したり、5・1メーデーを天皇即位で打ち消したり、一連の流れの中で春闘をないがしろにしようとしています。
 メーデーは、労働者が一国規模ではなく、シカゴで始まった闘いが世界的規模に広がり8時間労働制をかちとった、労働者の世界的な歴史ある日です。日本においても圧倒的な労働者が働いている時代に、意図的に「天皇即位の日」を設定してメーデーをつぶすことがどれだけ罪悪かということを知らしめる必要があります。われわれが5・1メーデーを守る闘いは、その意味でインターナショナルの闘いです。
 そういうことから考えると、日本の今の政治体制は逆転しています。われわれの立場から言うと、後退に後退を重ねて、過去の反動的な歴史に戻ろうとしています。これは許されないと思うのです。
 今年の連合メーデーは4月27日だけれど、メーデーを申し訳程度にやりましたではすまない事態になってきていると思います。少なくとも5・1メーデーをやろうという呼びかけが必要だと思います。
 沖縄の辺野古新基地建設の対応をはじめ労働法制にしても災害被災対策にしても安倍政権は棄民政策を進めているのです。
 日本は、かつてのアジアへの侵略戦争も責任をとっていません。天皇に戦争責任はあるが、天皇も責任をとっていません。そして、かつてやってきた戦争の歴史を再び繰り返そうとしていると思うのです。
 すでに安保法制は戦争のできる国に変えられました。今や日本国憲法も変えて、明治150年を謳歌しようとしています。残念ながら日本の最大の労働組合連合は、その政府に寄り添って「お願い」の春闘を繰り返しています。われわれは今、少数派でも労働運動では正統であり、責任を担っていると自負しています。
 当面、メーデーで示された労働者の闘いの歴史を守ろうではありませんか。

関生支部弾圧と一体の天皇を使ったメーデー解体を許さず闘おう! 吉本伸幸書記長(合同・一般労組全国協西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会)

 なぜ5・1メーデーの日に「天皇即位の日」を持ってきたのか。それは昨年からの関西地区生コン支部に不当逮捕の弾圧と一体だと思います。1982年、当時の日経連会長の大槻文平が「関西地区生コン支部型労働運動は箱根の山を越えさせない」と言いましたが、関西地区生コン支部への弾圧は、国家の命令で労働組合をつぶす攻撃です。
 8時間労働制はアメリカのシカゴのメーデーから始まり、全世界の労働者が闘いとってきました。メーデーに「天皇即位の日」をぶつけたことは、来年からも5月1日を「天皇即位の記念日」として祝う大攻撃です。天皇をかついでメーデーを潰す攻撃は、安倍政権による労働者に対する宣戦布告です。闘えば必ず勝てると思います。