労働者は一つ

2019年10月25日

月刊『労働運動』34頁(0355号14/01)(2019/10/01)

Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№51
トールゲート本社占拠ろう城中

労働者側の勝利判決にも関わらず道路公社は解雇者の要求に応じず、トールゲート本社占拠ろう城中!

韓国道路公社は、子会社移籍を拒否したトールゲート料金収納労働者1千500人を解雇した。その中で、大法院(最高裁)は8月29日、解雇者中304人が2013年に提起した勤労者地位確認訴訟で「元請けである公社がトールゲート労働者の実際の使用者」だという趣旨の判決を下した。
この判決の履行に対してイガンネ韓国道路公社社長は9月9日午後、政府セジョン庁舎で記者説明会を開き、「大法院判決を受けた304人だけ直接雇用」し「料金収納以外の業務」に配置するという内容を骨子とする対策を発表した。
トールゲート料金収納員たちは、「イガンネ社長の立場は、自分の私益を守るために道路公社が公益と国民の利益を捨て去ったものであり、莫大な血税浪費を招来して、国民負担ばかり加重させる最悪の立場」だとして、イガンネ社長が直接交渉に応じて解雇者1500人を即刻直接雇用することを要求した。
トールゲート料金収納員300余人は9日午後、イガンネ韓国道路公社社長が「雇用安定と対策」を発表した直後、慶北キムチョン所在の韓国道路公社本社に進入して、占拠に入った。
彼らは、イガンネ社長との直接対話を要求してろう城中だ。青瓦台前で野宿ろう城中だった人たちと、トールゲートで高空ろう城を進行中の人たちも、所属と地域を問わずキムチョンに続々集結した。
会社側は、本社職員を動員して、ろう城中の組合員たちとの物理的衝突を誘導し、多数の負傷者が発生した。道路公社職員たちと警察は、ろう城場への生活必需品搬入も遮断している。 報道記者の出入りも遮断し電気の供給も断ち、携帯の充電もままならず、ろう城者たちは外部との連絡も困難な状態に置かれている。
占拠ろう城は秋夕連休中にも続けられ、13日午前にはソウルにあるトールゲートの上で、労組員たちが秋夕合同祭礼を行ったりもした。
トールゲート労働者の闘争を支持する連帯は大きく拡大している。9月14日午後2時「非正規職もう終わり1100万非正規職共同闘争」主催で、「子会社廃棄! 直接雇用争取! 不法派遣終息! トールゲート闘争死守のための決意大会」が開かれた。民主労総は、15日の文化祭に続き、18日、21日決意大会を開催する予定だ。
9月14日の決意大会で、ある団体はフェイスブック募金をとおして1日で集まった600余万ウォンを伝達し、金属労組現代重工業社内下請け支会、現代起亜車非正規職支会、ケピコ支会等からも闘争寄金を伝達した。この秋夕連休期間に、後援口座には3日で2千万ウォンを超える後援金が集まった。
警察権力の本社占拠ろう城闘争侵奪が心配される状況であるが、組合員たちは「ひとりずつ引っこ抜かれたら、また青瓦台前に戻ってろう城する」と言っている。
漆崎 英一(動労千葉国際連帯委員会)