ひめじょおん―女性部から関東大震災96周年追悼式に参加

2019年10月25日

月刊『労働運動』34頁(0355号13/01)(2019/10/01)

ひめじょおん―女性部から
関東大震災96周年追悼式に参加

(写真 両国駅前街宣)

関東大震災96周年追悼式に参加―改憲・戦争に絶対反対運動を作る決意を新たにした

岸上 真寿美(全国労組交流センター女性部部長)

東京労組交流センターは関東大震災96周年の9月1日、両国駅で街宣を行いました。墨田区横網町公園で開催される「関東大震災96周年朝鮮人犠牲者追悼式典」に向かう参加者や駅利用者に、東京都知事・小池百合子の三度の追悼文拒否、安倍政権の韓国敵視政策を弾劾、韓国労働者との連帯を訴えました。
私もマイクを握りました。「来たいと思っていたけど、今日初めて参加します」という、日韓関係が緊迫した中で意を決して参加した方に多く会いました。後日、「対面には右翼がいて嫌がらせがあったのに頭が下がります。追悼式には本当にたくさんの方が参加され私も感激しました」と感想が寄せられました。関西生コン支部弾圧を知っている方もいて、11・3集会のチケットも売れました。
安倍政権は「1965年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決している」と繰り返し、恥知らずな態度で、「徴用工」とされた韓国の人たちへの賠償を拒否、経済制裁に出ています。
日韓請求権協定は、日本の朝鮮植民地支配で言葉も奪い、非人道的な支配を行ったことへの謝罪や補償ではなく、有償・無償8億ドルといわれた資金の提供でパクチョンヒ軍事独裁政権への資金援助、日本企業が韓国進出するための呼び水のお金だったと言われています。徴用工も日本軍軍隊慰安婦の問題と同じです。
追悼式が11時から始まるというので街宣を終わり、追悼式に参加しました。横網町公園の慰霊碑の前に、多くの方が参列していました。白いチマチョゴリを着た韓国の女性が「鎮魂の舞」を演じていました。重々しい舞でした。日本という国がいかに罪深い国か恥じ入るばかりです。まわりに震災当時の状況を表すパネルがあり、当時の新聞や朝鮮の人が連行されていく写真や殺害映像などがありました。その一つにハス池に逃げ込んだスケッチがありました。これはかつて読んだ、高井とし著「わたしの『女工哀史』」の中に出てくる場面と一致しました。震災当日、高井は、夫である細井和喜蔵と火の手が上がった方角から逃げ、家のないモスリン工場の裏手の方に逃げた。「三、四日目ころから朝鮮の人を捕まえて小松川の方に連れて行くのを見ました。多いときには二十人、三十人ぐらいずつ、麻の紐で数珠つなぎに、木刀や竹刀で殴られながら、小松川のほうに連れて行くのをみました。池のなかへ逃げ込んだ朝鮮の人が大きなハスの葉の下へもぐっているのを見て、ほんとうにお気の毒で言葉もでませんでした。見かねてにぎりめしと水を少しあげたら、手をあわせておがんでおられましたが、恐ろしいことでした」。7日目ぐらいに「早く逃げないと殺されるぞ。南葛労働組合の執行部は全員殺された」といわれ、逃げたと書かれています。高井が働いていた東洋モスリンは、亀戸の花王石鹸の近く、小松川などの地名も東部地域です。このような歴史の地であることを忘れないで、改憲・戦争に絶対反対する運動をつくりたいと思いました。