関西のたたかいの中から 改憲・戦争阻止!安倍政権打倒の大決戦を

(写真 10・14大阪市内デモ)

冨山 小太郎(改憲・戦争阻止!大行進 関西 事務局)

12月9日秋の臨時国会が終了し、安倍政権は政権崩壊の危機に瀕しています。大手メディアによる12月の世論調査では、支持率は軒並み下落し、「桜を見る会」の疑獄事件を中心に、安倍政権の政治の「私物化」の構造は、万人の下に明らかになりました。
こうした中で改憲プランは完全に破綻しています。12月10日の『文藝春秋』の麻生太郎インタビューでは、「国政選挙に6連勝した安倍政権がやらなければ、いつやるのか」と絶望感を吐露し、「安倍4選」に希望を託す始末です。
改憲に向けて、安倍政権は完全に追い詰められています。それは、国会で3分の2近くの改憲勢力を維持し、どれだけマスコミを買収しても、日本労働者階級の中に固く刻み込まれた「反戦」の思いが存在しているからです。この力をどう解き放っていくのかが、改憲・戦争阻止!大行進の最大のテーマだと思います。

労働運動の力で、改憲・戦争を止める

10月14日、改憲・戦争阻止!大行進・関西の結成1周年集会が大阪市内で開催され、100人に上る仲間が集まりました。この集会は、「労働運動の力で、改憲・戦争を止める 関生支部への弾圧を許さない!」をスローガンに、記念講演として「大阪港軍港化阻止の闘い」と題して、全国金属機械港合同委員長の中村吉政さん(大行進・関西の代表でもあります)にお話をしてもらいました。
中村さんは、1960年代からの総評南大阪地区評議会の闘いをふりかえり、激しい組合つぶしと闘ってきた歴史を語りました。なによりも感動的だったのは、闘う労働組合こそが反戦運動を牽引してきたことを、実感を持って語られたことです。「1970年に職場で組合を結成し、5千人で大阪港軍港化阻止の集会を行い、不当逮捕に対し港警察署を包囲し奪還した。市職・市教組、民間労組が一体で闘い抜いた。こうした繋がりがあって、総評解散後も大阪港軍港化反対闘争は今まで受け継がれてきた」「50年近く憲法9条、28条(団結権)を基礎に労働者を守るために闘ってきた」
中村さんの報告は、改憲・戦争阻止!大行進の進むべき方向を示していると思います。

関西で大事にしている4つの原則

関西では、結成から1年以上にわたって、全関西に7つの実行委員会を立ち上げ、各地域の住民全体を獲得する挑戦をしてきました。八尾実行委員会では八尾北医療センターを運動の拠点に据えて、「つながって戦争をとめよう」夏祭りや「ぐるっとデモ」など様々な取り組みを展開し地域に団結を拡大しています。
関西では、運動の基調として4つの原則を大事にしています。①「戦争のできる国」をつくろうとする支配権力との激しい衝突になることを自覚した原則性と真剣さを運動の基調にすること。②野党共闘等に幻想をもつものではなく、労働者自身の闘いの中に戦争を止める力を見いだす立場を大事にし、その主体的な力を自由闊達に発揮できる運動の作り方をめざすこと。③原則性と大衆性が一つになった反改憲闘争をつくりあげること。④すべての基軸として、職場での闘いの組織化、「働き方改革」反対闘争と、改憲・戦争反対の闘いを結び付け、労働運動を再生させること(月刊労働運動18年10月号に詳細)。
これは、一昨年8月19日の結成集会を準備する際に、国鉄闘争全国運動・関西が中心となった実行委員会で、「多くの運動がある中で、大行進運動をどのように作っていくのか」を議論した中身です。この議論の中で、中村委員長から「自分たちの持っている拠点を武器に、地域を獲得する運動をしよう」と提案されたことが、運動の出発点となっています。

大行進とは時代認識で獲得する運動

「拠点を軸に地域を獲得する」といっても、簡単ではありません。「拠点」と呼ばれるところであればあるほど、実践は激しく、現場の労働者からは「これ以上、運動を増やさないで」という反発もありました。しかし、そうした現場の意見こそ運動を拡大するチャンスです。
豊中では、大行進・関西の結成と一体で、公立こども園廃止との闘いが火を噴きました。保育士・保護者・住民が次々と決起し、闘いが拡大していく中で、道路拡張工事や小中学校の統廃合問題、介護予防センターの風呂廃止、救急病院の移転など、豊中市への怒りが爆発していきました。問題が山積していくにつれ、現場では「なぜ、こんなに攻撃がくるのか」という意識が芽生えます。
豊中の仲間は、道路拡張工事を伊丹駐屯地と大阪市内を結ぶ軍用道路建設が狙いであると捉えて、この闘いを軸に何度も議論しながら闘いを強化しました。現場の思いには、時代認識がなければ応えられません。
こうした必死の議論から、11月17日、保育士の会、保護者の会、庄内地域をつぶすな!住民の会の3者主催で集会・デモが闘われ、感動的な団結が作られています。

大行進のつながりが職場の闘いに!

北摂では、地域で作ってきた北摂労働者集会実行委員会を土台にして、高槻医療福祉労働組合や関生支部、植木団地など地域の共闘を作り上げています。「職場の闘いの前進を総括軸に」据えて議論を進める中で、各労組の闘いが飛躍的に発展しました。高槻医療福祉労働組合は12月18日にもストライキで闘いぬき、植木団地闘争にも関生支部をはじめ多くの仲間が駆けつけ第二ステージへと攻め上っています。
こうした「職場にこだわる」闘いは、地域全体を獲得する力にもなっています。12月22日には「労働組合破壊は戦争への道 関生支部とともに闘おう!」をスローガンに茨木市にて集会・デモが勝ち取られ、党派の垣根を越えた団結が大きく拡大しています。この推進軸になったのは、関生支部の現場の仲間と必死に時代認識で議論し、職場で闘いぬいてきたことでした。

労組交流センターこそ改憲・戦争阻止!の先頭に

労組交流センターは、国鉄分割・民営化以来、闘う労働運動の新たな潮流を目指して、闘いぬいてきました。この力が、改憲・戦争との大決戦の中で今こそ問われています。大行進運動は、地域とのつながりを強化し、労働運動もますます発展させます。
労組交流センターこそ、「改憲・戦争阻止!大行進」運動の最先頭に立ちましょう! 追い詰められた安倍政権を打倒する闘いを職場から巻き起こしましょう!