3月ダイ改阻止-23春闘勝利! 動労千葉がストライキに立ちあがる!

3月ダイ改阻止! 23春闘勝利を掲げてストライキ!

3月18日、13時より、DC会館において「23春闘勝利! 3月ダイ改阻止! 久留里線廃線化許すな! 大軍拡の岸田打倒! 3・18スト貫徹 動労千葉総決起集会」か開催されました(写真)

今回のJR東日本ダイ改に対して、動労千葉の本線乗務員、幕張車両センターで働く組合員ら延べ13名が、18日から19日のストライキに決起しています。

動労千葉の関道利執行委員長は、「今年の3月ダイ改は鉄道のあり方を覆す歴史的攻撃だ。職名廃止、業務融合化、統括センター化の全面的拡大によって、現場労働者は勤務指定ひとつで『乗務』『駅業務』『企画業務』『草刈』『コンビニの品出し』等々と将棋の駒のように扱われようとしている」と弾劾し、今回のストライキは「これまで以上のJR大再編攻撃を見据えた第一波闘争」だと訴えました。

また、今春闘でJR東日本、JR貨物は組合員の切実な賃上げ要求に対して低額回答をしています。特にJR貨物は1999年から18年間ベアゼロであった上に、今年も約1000円の賃上げしかしなかったと報告されています。関委員長は「あたかも岸田や財界が賃上げをやっているかのような異様な春闘だ。30年にわたって賃金を下げ、非正規を膨大に生み出してきたのは一体だれか。こうした連中が賃上げを言うこと自体許されない」と訴え、「連合も『人への投資』などと経団連の主張と何ら違いがない。これほどまでに軽々しく労働者の権利を投げ捨てているナショナルセンターは世界にも例がない。政労使会議が開催され、「国策」として賃上げが進められている。労働組合を最後的に解体し、階級的なものの見方を一掃する攻撃だ」と弾劾しました。こうした攻撃と一体で、関西生コン支部に対しては、当たり前の労働組合活動が「犯罪」とでっち上げられ、湯川委員長にはコンプライアンス活動で実刑4年の反動判決が下されています。

さらに関委員長は、「時代は戦時下。ウクライナ戦争は開戦から1年を経て泥沼化している。ポーランドがウクライナに戦闘機を供与するという報道がされている。世界戦争と核戦争の危機が作り出され、岸田政権も大軍拡と戦争国家化に突き進んでいる。岸田を打倒しなければならない。戦時下で闘う労働組合が必要だ。賃上げも戦争を止めるのも労働者の団結した力にある」と訴えました。

 

JRAの労働者がストライキ

18日にはJRA(日本中央競馬会)の厩務員、調教助手らの労働組合(関東労、関西労、美駒労)に加入する1342人の労働者が、減収を背景に人件費の削減が行われてきた現行の賃金体系を従来の体系に戻すことを訴えた交渉が決裂したことをもってストライキに突入しました。JRAと調教師会は、調教師、組合非加入者や補充員(定年退職、途中退職した経験者)を動員して競馬の開催を強行し、ストライキの社会的影響力を削ぐことに全力を挙げましたが、SNS上などでストライキへの支持が広がっています。また、今春闘では、非正規労働者のストライキ、医療労働者のストライキなど、現場からの闘いが始まっています。

こうした情勢の中で闘われた動労千葉のストライキは決定的な意義を持ちます。動労千葉に続き、職場、地域で闘いに立ちあがりましょう。

国鉄/JR

Posted by kc-master