岸田政権はガザ虐殺に加担するな! 戦争を止めるために今、ここで立ち上がろう! 11・19日比谷デモへ!

(写真は10・21国際反戦デー新宿デモ)

ガザ大虐殺を今すぐとめよう!

10月28日、イスラエル・ネタニヤフ首相は「戦闘は第二段階に入った」と述べ、本格的な地上戦に突入しました。さらに24時間で450カ所に及ぶ爆撃など、無差別空爆は度を超えて進み、31日にはイスラエル軍がガザ地区最大の難民キャンプに空爆をおこない、多数の死者が出ています。現場は「(空爆でできた)巨大な穴が殺された人たちでいっぱいになり、バラバラになった遺体の断片で埋め尽くされている」「まるで世界の終わりだ」と報道されています。こうした大虐殺=ジェノサイドがイスラエルや米欧帝国主義の「自衛」の名の下にこれ以上強行されることを許してはなりません。

10月16日にはパレスチナの自治体労働者や教育労働者の労働組合などが「イスラエルの犯罪に加担する武器供与、資金提供を停止するよう各国政府に圧力をかけること」などを訴える緊急要請を全世界の労働組合に発しています。声明は「パレスチナの正義と解放のための闘いは、奪われ、搾取されている世界のすべての人々の解放のための梃子(てこ)である」と呼びかけています。このパレスチナ民衆の命がけの闘いにこたえ、アメリカ、イギリス、ドイツなど世界各地で拡大するパレスチナ連帯デモとともに、11月19日、日本において「ガザ虐殺を今すぐやめろ」の大デモに立ち上がろう!

岸田政権は虐殺に加担するな!

米バイデン大統領は、10月19日に大統領執務室から米国民向けに演説し、ウクライナ、イスラエル、台湾の「三正面」の戦争に対して「前例のない支援」が必要だと訴え、合計16兆円にもなる緊急予算を連邦議会に要請すると表明しました。さらに、バイデンは武器生産拡大にむけて7.5兆円の予算を議会に要請し、「第2次大戦と同じように、国家を愛する米労働者が民主主義の兵器庫をつくり、自由という理念に貢献する」と言っています。支配階級内の分裂、足下での労働者の大ストライキ、なによりアメリカ帝国主義の歴史的没落の中で、バイデンは「世界戦争」という言葉を使って「挙国一致」を作り出そうと必死になっています。

一方で、中東の石油に依存し、これまで「バランス外交」と言われてきた岸田政権もハマスの「10・7蜂起」を「テロ攻撃」と規定し、「罪もない一般市民を標的にする残虐な無差別攻撃」「断固として非難する」(松野官房長官)として米欧との協調を表明しています。さらに許しがたいことに、「人道的な休戦を求める」とした国連決議にさえ棄権を表明し、岸田はその理由を「ハマスのテロ攻撃に対する強い非難がない」「イスラエルの自衛権が盛り込まれていない」などと許しがたい答弁を行っています。

11月2日には上川外相がイスラエルを訪問し、7日には日本においてG7外相会談が開催されました。米ブリンケン国務長官は「G7外相はイスラエルに自衛権があることを再確認した」と記者会見し、上川外相は「米を最大限支持する」と応じています。さらに、世界中で高まる「即時停戦」の最低限の要求も踏みにじり、「戦闘の人道的休止」(イスラエルは米の「3日間の戦闘休止」すら拒否している!)を共同声明に盛り込んだことを「成果」だという日本政府の対応は断じて許せません。G7外相声明はイスラエルのガザ虐殺を後押しするものでしかありません。岸田政権こそガザ大虐殺の加担者です。

労働者国際連帯の力で戦争をとめよう!

さらに、米連邦議会が超党派で設置する「米国の戦略態勢に関する議会諮問委員会」は、10月12日に報告書を発表し、「米国と同盟国はロシア、中国の敵対勢力を抑止し、打倒する準備を整えておかなければならない」と明記しました。さらに報告書は核兵器の近代化とアジア太平洋地域への核兵器配備を進めることを提言し、「今決断を下す必要がある」と強調しています。

対中国侵略戦争の実戦訓練として行われた「レゾリュート・ドラゴン23」とあわせて、10月17日には核兵器搭載可能な米戦略爆撃機B52が韓国に初着陸し、22日には日米韓空軍の初の合同訓練が行われています。さらに米国防総省は27日、航空機搭載型の新型核爆弾をより精度を高め、幅広い標的を攻撃できるよう新たに開発すると発表しました。米日の支配階級は、自らの生き残りをかけて広島、長崎を何十倍、何百倍するような核戦争を準備しているのです。絶対に許せません。

アメリカを基軸とした帝国主義の戦後世界支配が大崩壊を開始し、世界戦争かそれとも労働者の国際連帯の闘いでこれを阻止するのか、今まさに歴史の分岐点に私たちは立っています。関西生コン支部、港合同、動労千葉、改憲・戦争阻止!大行進、国鉄闘争全国運動が呼びかける全国労働者総決起集会は今年で26年目になります。今年はアメリカ、韓国、ドイツからも労働組合の代表が参加します。ガザ大虐殺をやめろ、ウクライナ戦争を止めよう、米日の中国侵略戦争阻止、岸田を打倒する11・19デモにぜひお集まりください。

 

日時:11月19日(日)正午開始、15時~デモ行進

場所:日比谷野外大音楽堂(東京メトロ丸ノ内線「霞ヶ関駅」B2出口より徒歩3分) *チケット500円

呼びかけ:全日建運輸連帯労働組合関西地区生コン支部、全国金属機械労働組合港合同、国鉄千葉動力車労働組合、国鉄闘争全国運動、改憲・戦争阻止!大行進