5.1メーデー 200人で新宿をデモ行進!

5月1日、「中国侵略戦争阻止! 広島G7サミットを許さない! 5.1新宿反戦メーデー」 が実行委員会の主催(呼びかけ:東京労組交流センター)で開催され、動労千葉、ほらぐちともこ杉並区議会議員をはじめ首都圏各地の労組交流センターの仲間、ユニオンの仲間200人が結集し、新宿をデモ行進しました。

メーデーの午前中は、医療・福祉労働者たちがマイナンバー保険証導入廃止を求めて厚生労働省に抗議申し入れを行い、郵政非正規ユニオンの仲間たちが不当解雇の撤回を訴えて日本郵政本社への抗議行動を行い、東京西部ユニオンらが賃上げ、人員増を訴えて鈴木コンクリート工業の社前行動を行うなど、各地で闘いが行われました。

以下、メーデー宣言です。

世界が戦争に突入する時に、5 月1日メーデーは「祭典」ではなく、労働者の闘う日としてあるべきだ。

私たちはこの新宿メーデーを反戦メーデーとして、階級的に闘う世界の労働者と共に勝ち取っていることを確認する。
ウクライナ戦争が激しさを増し、ウクライナやロシアの労働者民衆を虐殺している。この残虐な戦争を拡大させ、世界戦争へと拡大させているのが、アメリカを筆頭とするG7 各国である。ロシアのウクライナ侵略に対して、「正義」がウクライナを支援する側にあるかのように描き、自国の侵略戦争の意図を正当化させているのが G7 各国だ。
ウクライナへの大量の武器と資金をつぎ込み、彼らが狙っているのはロシアを攻めながら、中国を叩き潰すことにある。そのためにウクライナは、凄惨な戦場とされている。だからどの国の首脳も「今すぐ停戦しよう」と言わないのだ。

日本はこの中国との戦争を進めるために、ウクライナ支援を軍事的に拡大しようとしている。そのために「ウクライナを守れ」と武器輸出を解禁するための与党会議を開始し、「自国を守れ」と軍事費の 2 倍化を野党にも協力させ、沖縄を軍事要塞化している。「戦争の危機」を名目に戦争翼賛の体制が日本で進んでいるのである。

5 月 19 日の広島 G7 サミットは、「より良い未来のため」ではなく、帝国主義各国による戦争会議でしかない。

日本を始め帝国主義各国は、自国の政治的経済的な没落に危機感を持ち、戦争でもって世界を再分割し、支配を強化しようとしているのだ。しかし、3 度目の世界戦争は人類滅亡の核戦争である。こんな戦争会議を認めることは出来ない。
国境を持たない世界の労働者は、戦争を拒否する存在である。広島 G7サミットに反対することは、帝国主義が進める世界戦争を阻止する意味がある。全国から広島に集まり、サミット反対の声をあげよう。被爆地ヒロシマで、戦争絶対反対の意思を示そう。
中国侵略戦争の切迫が、日本中を「あらたな戦前」のような状況にしているなかで、戦争に反対すべき労働組合のナショナルセンターである連合は、改憲に進む岸田政権を支える側に立ち、危機にある資本を救うために労働者の貧困化を放置して、総非正規化と低賃金化に協力している。

23春闘でも連合は、大幅賃上げを求める労働者の闘いとストライキを抑圧し、資本の許容する範囲での賃上げで終わらせた。そして、今年の中央メーデーに岸田首相を9年ぶりに招き、「首相警備」の名の下で、参加する組合員の手荷物検査を実施し、岸田政権への怒りを圧殺した。戦争に反対できない労働組合は、資本の攻撃にも反対できないことは明らかだ。

戦争に反対し、労働者の階級性に依拠する労働組合の登場が求められている。

新自由主義攻撃と対決し、国鉄 1047 名解雇撤回闘争を闘い続ける動労千葉は、今春闘でもストライキを敢行している。戦後最大の労組弾圧がかけられている全日建連帯労組関西生コン支部は、団結を守りながら不屈に闘い抜いている。大阪の地で戦闘的に闘う全国金属労組港合同が反戦闘争の先頭で闘っている。
私たちは階級的労働運動を全世界の労働者と共に闘い、労働者を犠牲にするあらゆる資本の攻撃と帝国主義による戦争に反対し、広島 G7 サミット反対闘争に決起することを宣言する。

2023年5月 1 日
中国侵略戦争阻止!広島 G7 サミットを許さない!新宿・反戦メーデー参加者一同