社保庁労組解散絶対反対!首切り協力の自治労本部打倒
2010年2月18日発行
社保庁労組解散絶対反対!
分限免職の仲間を切り捨てるな
決戦の火ぶたは切られた! 社保525名の解雇撤回!首切り協力の自治労本部打倒し、職場から反乱起こそう
国鉄決戦を突破口に道州制・民営化粉砕!
日本年金機構で働くみなさん! すべての自治体労働者のみなさん!JR全面外注化阻止の2・1~2動労千葉第1波48時間スト、2・13大デモが炸裂しました。国鉄分割・民営化以来23年、階級攻防の決着をかけた決戦の火ぶたが切られたのです。最末期の資本主義が行き着いた大恐慌下で、9割の労働者の首切りと賃下げ、全面的な外注化・非正規職化、果てしない労働者への犠牲転嫁と戦争への道を許すのか否か。それとも資本の支配を打ち倒し労働者の未来を開くのかの決戦です。国鉄1047名解雇撤回と一体で、社会保険庁労働者525名の解雇撤回! 首切りと戦争推進の鳩山政権打倒! 体制擁護の立場から政権を支える自治労・自治労連本部を打倒し、職場から闘いを巻き起こそう!(写真 解雇撤回!外注化阻止!JR資本に2・13大デモ
動労千葉先頭に1850名が鳩山政権打倒に決起!【新宿駅南口・JR東本社前】)
動労千葉ストライキ、2・13JR大デモに続き、戦争と首切り・労組破壊の鳩山政権打倒へ
デモとストライキによる労働者の歴史的反撃が開始されました。鳩山政権は、労働者のための政権なんかじゃない! 連合が先兵となり、社民党が連立に加わり、共産党も協力して、自民党政権以上に首切りと戦争の政治を進めるブルジョアジーのための政権だ。労働組合の闘う団結をよみがえらせ、労働者の力で連合もろとも打ち倒そう!
2・1~2動労千葉ストと組織拡大、それに続く2・13大デモは、国鉄決戦を基軸に大失業攻撃に立ち向かう労働者階級の鳩山政権打倒の闘いとして勝ちとられました。
10春闘は、「徹底した非正規職化と定昇凍結・解体に至る賃下げ」を宣言する経団連・経労委報告とそれに資本主義擁護の立場から協力する連合の支配を打ち破る闘いです。
大恐慌下の大失業攻撃は、正社員・公務員労働者にまで及んでいます。95年日経連報告で打ち出された9割の労働者の非正規職化が現実のものとされようとしています。当局・資本の勝手放題で首切り自由とされ、2割~5割、6割の賃下げで生きていけるか! JR全面外注化阻止決戦を基軸に、10春闘でぶっ飛ばそう!
平口さんと共に組合の旗を守ろう! 「一人の首切りも許さず」、闘う労働組合を取り戻そう
自治労・社保労組本部は、2月27~28日に社保労組解散大会を強行し、分限免職とされた組合員の仲間たちを切り捨て、組合自体をなくすことで解雇撤回の闘いをつぶそうとまでしています。本部は、「雇用確保に努力している」と繰り返しながら、闘いの爆発に恐怖し組合解散の暴挙を行おうというのです。一体、このどこに正義があるか! 組合員を売り渡す腐りきった本部執行部は打倒あるのみです。
国鉄・社保庁闘争は道州制・360万首切りとの決戦だ
社保庁解体は、年金破綻の責任はたんをすりかえて2万人余の職員の生首を切る。労働組合を叩き潰し、年金制度解体を狙う国鉄分割・民営化以来の大攻撃です。年金機構では、過去にさかのぼっての処分と解雇の恫喝が続けられ、賃下げと労働強化、深夜残業が常態化し、2年後には機構廃止=全員解雇が迫っています。これが道州制だ!現場労働者の怒りの爆発は必至であり、一切は労働組合の問題です。
連合、自治労・社保労組本部の協力で社保庁が一挙に解体され、自主退職を拒否した525名の仲間が分限免職。数千名の非正規職員が雇いどめにあい、数百名の正規職員が年金機構の准職員、厚労省の非正規職員とされたのです。今この時に「一人の首切りも許さず」解雇絶対反対で闘い、解雇撤回を闘う。職場でも当局に屈せず絶対非妥協で闘いぬく。これは労働組合として絶対に必要なことです。
社保労組福山分会・平口さんを先頭に、人事院に対する解雇撤回・不服申立てが広がり、鳩山政権を追いつめています。国鉄・社保決戦で道州制粉砕・鳩山打倒へ! 労働組合の団結を取り戻し、共に闘おう!
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自治体合理化絶対反対=民営化・非正規化粉砕
鳩山「新しい公共」は、道州制=公務員360万人首切り・非正規職化と国家総動員の攻撃だ
鳩山首相は、1月29日の施政方針演説で「戦後行政の大掃除」を宣言し、阪神大震災のときに住民が地域の復興に全力をあげたことを引き合いに出し、これこそ「新しい公共」の姿だと賞賛し、強調しました。
「財政危機」を理由に全公務員をボランティアにおきかえる
これまで私たち公務員労働者が担ってきた医療や福祉、全自治体業務を地域のNPOや有償・無償のボランティアに放り投げ、自治体労働者を一掃することで、「肥大化した官をスリムにする」と打ち出したのです。
巨大資本救済のために財政を際限なく垂れ流すことで激化する「財政破たん」を労働者に押し付け、全公務員の首を切りボランティアに置き換える。このとんでもないコスト削減=大合理化が鳩山政権のもとで現実のものとなろうとしているのです。
大恐慌下の「税・財政・社会保障制度の一体改革」攻撃
経団連「経労委報告」も「経済再生のために企業活力の最大限発揮」を掲げ、非正規職化・賃下げの徹底、定期昇給制廃止とともに「税・財政・社会保障の一体改革」として、消費大増税と雇用保険・社会保障制度解体を主張。もはや妥協の余地なし。階級激突の情勢に入ったのです。
労働組合が産業報国運動の推進役に変質していいのか
この重大時に、1月末自治労中央委にて徳永委員長は「新たな時代に的確に対応できる自治労をめざす。政権が掲げる『地域主権』を実践し公共サービスを担う労働組合への発想の転換、変革」を掲げ、鳩山「新しい公共」の推進役となることを表明しました。自治労の提唱する「住民との協働」論こそまさにそれです。
ゼネストにたったギリシャの公務員労働者は「財政危機だと言ってさらに金をむしり取るのか」と怒りを爆発させました。その通り!労働組合は闘うために存在する。「財政再建」を掲げて組合員を当局・資本に差し出す連合・自治労本部の産業報国運動など、現場の闘いでこっぱみじんに粉砕すべきです。
社保庁攻防を先頭に、全職場から反乱起こそう!
国鉄1047名を先頭とする解雇撤回と外注化・非正規職化阻止の闘いは、全矛盾の集中する2千万の青年労働者をはじめとする6千万労働者の未来をかけた決戦となりました。大恐慌と革命の危機におびえる敵の攻撃は最初から破たんしています。労働組合の断固とした闘いがあるなら労働者の勝利は必ずや勝ち取れるのです。
国鉄・社保決戦を突破口に、全職場から反乱を巻き起こそう
(写真 労働者最大の武器ストライキで闘おう! (左)ギリシャでは公務員労組45万人が経済危機を口実とする給与凍結・年金年齢引き上げを拒否し2・10ゼネスト決起。24日には200万ゼネストを準備(右)動労千葉は検査修繕業務全面外注化・強制配転阻止の2・1~2第1波48時間ストを貫徹し組織拡大をかちとる(幕張車両センター))