■8・6被爆69周年階級的労働運動と国際連帯で安倍倒せ!8・6ヒロシマ大行動が大成功!

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0294号05/01)(2014/09/01)

■8・6被爆69周年

階級的労働運動と国際連帯で安倍倒せ!8・6ヒロシマ大行動が大成功!

 7・1安倍政権による集団的自衛権行使容認の閣議決定を受けて迎えた8月6日。これと真っ向から激突する「安倍首相を記念式典に出席させるな!」「戦争をやる安倍政権を倒そう!」という怒りの声が、ヒロシマに響きわたりました。
 マスコミをあげて抗議の声を押しつぶそうとする中、8・6ヒロシマ大行動は1170人を結集し、ヒロシマ・ナガサキ・フクシマの怒り、ガザ侵攻への怒り、戦争への怒り、原発再稼働への怒り、そして首切り・合理化の資本への怒り、あらゆる怒りを束ねて私たちは闘い抜きました。8・17安倍打倒集会、さらには11月全国労働者総決起集会への大きなステップとなり、国際連帯を大きく前進させることができました。
 実行委員会は、労働運動と戦争反対の問題で大いに白熱しました。その中で、広島連帯ユニオンの飛躍も問われました。福屋=アクオの解雇撤回の闘いは、労働者を分断する非正規職化の現実に正面から向き合い、いとも簡単に労働者がクビを切られても自分たちは関係ないという福屋の外注化の矛盾をあばいていきました。労働組合を作らせないという労働者への団結破壊を、だったら職場にユニオンを作り、この現実を絶対変えてやろうと、連日のビラ入れ、3度にわたる福屋包囲デモをやり抜き、福屋の労働者だけでなく八丁堀全体、さらには全労働者に団結を訴えました。この力こそが安倍政権の暴虐を止める展望を示していることが、ハッキリしていきました。
 韓国の民主労総の仲間からは、非正規職撤廃の闘い、民営化反対の闘い、移住労働者の闘いなど新自由主義との闘いが同じように闘われていると、「私たちはみな同志だ!」と実感できる報告がされました。キム・イクジュン先生からは、日本の再稼働阻止の闘いの重要性が話されました。ふくしま共同診療所との交流が実現したことは決定的です。
 8・6祈念式典への安倍首相を直撃し、原発推進の中国電力を包囲した朝デモ、福屋を包囲して谷口組合員の解雇撤回を訴えた昼のデモも解放的に勝ち取ることができました。福屋前では千人を超える仲間が福屋とアクオを弾劾するシュプレヒコールをあげました。
 広島連帯ユニオンとしても、全責任をとる決意でのぞんだ被爆69周年の8・6ヒロシマでした。「日韓連帯集会」「全原発廃炉・核廃絶ヒロシマ世界大会」「ヒロシマ大行動大集会」の三つの集会の基調報告と司会をはじめ、「青年労働者集会」や「ヒロシマ・アピール集会」も含めて、8・6成功のために任務を担い切りました。同時に、あらゆる職場の前面にユニオンが登場し、怒りの先頭で拠点建設に打って出る闘いが、8・6への組織化と一体で闘われました。闘いで蓄積してきたユニオンの組織的な力があってこそ、大きな前進を勝ち取ることができたと思います。さらにこの闘いを推し進め、11・2集会へ!
 壹貫田康博(広島連帯ユニオン書記長)

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