■8・9被爆69周年再稼働と改憲、戦争への道を許さない長崎集会

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0294号05/02)(2014/09/01)

■8・9被爆69周年

再稼働と改憲、戦争への道を許さない長崎集会

 台風の影響が懸念されていましたが、今年も長崎は熱かった。私は8日の鉄橋街宣から参加しました。福島県双葉郡浪江町の希望の牧場・ふくしまから吉沢正己さんが広島を闘って長崎まで宣伝カーと赤べこを引き連れて参加、鉄橋街宣でフクシマの現実を訴えるアジテーションは周囲を圧倒しました。
 9日の安倍弾劾集会とデモは安倍を直撃し、安倍が記念式典に参加するため10分以上デモ隊をストップさせたので、大音量で安倍弾劾のシュプレヒコールを叩きつけました。デモ解散地点の松山公園では午後からの集会の呼びかけをビラ配布と同時に行い、11時2分を迎えました。
 午後の集会は長崎県勤労福祉会館で行われました。吉沢さんは、3・11当日の状況から福島第一原発の爆発を克明に話され、現在のフクシマを怒り百倍で訴えられました。「自分は牛飼いです。だから牛を見放さない」と、牛と共に生き抜く決意が述べられました。
 続いてナガサキの被爆者でNAZENナガサキの城臺美彌子さんが発言に立ちました。城臺さんは午前中の安倍首相が出席する長崎市主催の平和祈念式典で被爆者代表として発言し、集団的自衛権行使容認の閣議決定を「暴挙だ!」と真正面から批判しました。被爆者として「語り部」となり、被爆を後世に伝え残すことが使命だと訴えられました。
 休憩の後、7月27日から31日まで行われたNAZENナガサキ主催の大村保養がビデオと写真で紹介され、参加者からやりきった感いっぱいで報告されました。
 原発再稼働、戦争と改憲・集団的自衛権容認の安倍政権を倒すために、8月17日東京・日比谷公会堂に集まろうとNAZEN呼びかけ人の鈴木達夫弁護士が訴えました。
 続いて、動労水戸の辻川慎一副委員長から被曝労働拒否の闘いはフクシマとの団結・連帯をかけた闘いだと報告されました。
 動労千葉の中村仁執行委員からは、外注化反対の闘いと、外注先の労働者の組織化を全力で取り組み、組織拡大を勝ち取っている報告と、さらなる決意が述べられました。
 地元九州からNAZEN福岡の田宮さんが、川内原発の再稼働を絶対阻止する決意を述べました。続いて私が9・3国労組合員資格確認訴訟の東京地裁判決を迎え撃つ決意を述べ「9月郡山工場の外注化阻止決戦は、国労、労働運動の歴史を塗り替える転換点になる闘いだ。全ての仲間の結集を」と訴えました。
 全学連から新自由主義大学と闘い抜いて自治会建設を前進させていることが報告され、最後にNAZENナガサキ事務局長の橋里さんが8・17を闘って11月労働者集会に攻め上ろうとまとめて集会を終えました。
 今年の長崎闘争は非常に内容の濃い闘いが出来たと思います。もっともっと多くの闘う仲間の参加を勝ち取らなければならないと実感しました。
 羽廣 憲 (国労小倉地区闘争団)

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