10・19北陸国鉄集会報告

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0297号03/17)(2014/12/01)

10・19北陸国鉄集会報告

金沢で初めての国鉄集会
10・19北陸国鉄集会報告
 北陸では、11月集会に向かって、新たな闘いの拠点を金沢につくろうと決意し、10月19日、石川県金沢市内で北陸国鉄集会を元国鉄労働者を先頭に20人の結集でかちとりました。
 集会は「9・11郡山闘争と10・1動労千葉スト」のDVD上映のあと、動労千葉長田敏之書記長から特別アピール。長田書記長は、「闘う労働組合を甦らせようと訴えている唯一の集会がこの11・2労働者集会だ」と11・2への総決起を訴え、国鉄分割・民営化から今日の外注化攻撃に対する動労千葉の闘いが、改憲・戦争攻撃を阻止し、闘う労働組合を甦らせる中心軸にあることを確信を持って提起されました。
 続いて、富山大学学生自治会の仲間が基調提起し「動労千葉労働運動をすべての職場で実践し、闘う労働組合を甦らせよう」と力強く訴えました。
 闘う仲間からのアピールでは、富山通運運転助手アルバイトの解雇撤回闘争を闘う当該の北陸ユニオン副委員長が、「会社のいいなりにならないからと労働者を使い捨てることは許せない。自分たちの闘いが北陸の労働者の〝希望の星〟となるように闘い続けたい」と中央労働委員会闘争への支援共闘を訴えました。
 さらに、10・16に中野佑哉くんの退学処分に対する抗議行動と富大反戦集会を闘い抜いて結集した富山大学学生自治会の仲間から、「10・21国際反戦デー闘争」への結集から11・2労働者集会への総決起が訴えられました。
 私たちは、この北陸国鉄集会を金沢の地で成功させるために、オルグ戦に総決起してきました。金沢の最大の繁華街香林坊での街宣、石川県庁前でのビラまき、署名集め。JR松任工場での朝夕ビラまき。自治体、教組をはじめとした労組オルグ。富山通運の事業所があるJR富山貨物駅前での情宣、職場、友人知人への粘り強いオルグ。この過程で国鉄10万筆署名は北陸で800筆を超えることができました。
 交流センター会員を先頭に、実行委員の一人ひとりが自らの飛躍を賭けて、集会の成功に向けて総決起しました。集会に参加した元国労組合員の方は、「国鉄分割・民営化で自分のまわりでも3人の仲間が自殺に追い込まれた。この悔しさを晴らしたい」と11・2労働者集会に初めて参加しました。国鉄闘争こそが労働者の結集軸になる闘う路線だという確信を、つかむことができました。
 2015年在来線北陸本線は第三セクター化され、JR労働者は富山で250名、石川で70名が「あいの風とやま鉄道」「JRいしかわ鉄道」に出向・転籍されようとしています。外注化に怒るJR労働者の動労総連合への組織化と国鉄闘争全国運動・北陸の結成をめざしてさらに闘いを進めていきたいと思います。

各地の活動0297

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